結果と行動の順番を意識する

小学校の時は好きではなかった書道。その書道を40歳を過ぎ趣味として再開したのがきっかけで、毎日TwitterとInstagramに投稿している「一日一筆」。

この「一日一筆」は過去の自分へ向けた今の考えや、自分への戒めの意味も含めて投稿しているのですが、965日目の投稿はまさに昔の自分に投げかけた言葉です。今も完全にできている訳ではく、自分への戒めとしての意味を込めて投稿したものですが、改めて考えてみても人生の真理でとても大事だなことだなぁと感じるので、少し深掘りしていきたいと思いブログを書くことにしました。

昔の自分、特に20代の頃は感情を言い訳にして行動しないことが多かったように思います。臆病で失敗することを極端に恐れていた当時、仕事において少しでも恐怖心を感じることは極力避けてきましたため、大きな失敗をせずに済みました。当時は全く気づいていませんでしたが、失敗をしない代わりに挑戦しない人生を自ら選択し続けていたのです。

できるだけ自分のテリトリーの中で勝負する。そんなことを繰り返していました。今思えばですが「そりゃ結果を出すことなんてできない」といったとこです。結果が出ないのはもちろん、成長することを自ら拒んでいたことと同じです。今考えると恐ろしすぎるの一言です。

もし当時の自分に会い、声をかけて上げることができるのであれば「仮に全てのことが自分の思い通りに進み、失敗せずに歩める人生があるとする。そういった人生は楽しいと思うか？そういった人生を望んでいるのか？」と問うでしょう。問いに対する答えがもしNoであれば、「失敗を悪いことだと捉えていないか？失敗は未来への大切な経験だから、少しずつで新しいことに挑戦する人生を歩まないか？」といったことを伝えるでしょう。

先にあげたツイートですが、ふと20代の頃の私自身の思考について思い出したのがきっかけです。

当時、スーパーなどでレジでの会計時、笑顔で「ありがとうございます」と伝えられたらメンタル的に調子がいいと判断していたことをふと思い出したのです。

レジの方に一切挨拶せず逆に無愛想な方もいるので、挨拶するだけでもまだ良い方だとは思うのですが、ここで伝えたいのは挨拶できかどうかで、メンタルの調子を測っていたことがそもそも間違いであったということです。

この例なんてまさに、結果と行動が逆の思考のパターンです。では今はどうしているかというと、常に「ありがとうございます」と自ら伝えています。挨拶することで清々しい気持ちになりますし、レジの方の表情が少し緩むのを見て自分も嬉しくなる。このように行動（挨拶する）→結果（自分の気分が良くなる）という順番を意識し、結果を良くするために行動することを心がけています。

気分がいいから挨拶をする。ではなく、こちらから挨拶するから気分がいい。この状態を作るということです。

レジでの挨拶は一例に過ぎませんが、このようなことは私生活や仕事など日常のなかにいくらでも転がっています。一気に全てを変えられなくても、気づいたことから変え継続することをできます。この時に注意した方が良いと感じるのは長い目で変化を捉えることだと思っています。

恐らく数日や数週間といった短期間では何も変わらないでしょう。しかし1年、2年と経つうちに明確に自分の変化を感じることができると思います。

特に仕事で結果を出す人の能力の一つに「自分の感情をコントロールできる」があると思います。だからこそ、結果と行動の順番を意識し自分の感情をコントロールできるように自らを高めることは、個人的には非常に重要なことだと思っていますが、あなたはどのように思いますか？

「社長日記」では、代表の砂子がどういう人間なのかということを少しでも感じていただけるよう、日々感じること・体験したことなどを発信しています。ぜひ他の「社長日記」も合わせてご覧ください。
他の「社長日記」はこちら