検索キーワードの分析を通してユーザが求める情報を見極め、
コンテンツ企画やサイト設計に反映します。
検索キーワードを分析することで、インターネットにおける市場規模を予測したり、自然流入からの集客の軸となるキーワードを決定することが可能となります。また、キーワードを軸とした適切なコンテンツ企画や制作、サイト全体のカテゴリ構造の設計などへ反映していくことで、検索結果において上位表示されるための施策につながる重要なプロセスとなります。
分析は以下のように3つの検索クエリ(意図)のタイプからキーワードを分類していきます。
Doクエリ(取引型 / Transactional)
ユーザが何か行動を起こしたいという欲求が根底にあるキーワードです。具体的な行動としては、以下のようなものがあります。
- 資料請求をしたい
- 問い合わせをしたい
- 購入したい
- 会員登録をしたい
- 視聴したい など
ターゲットとするユーザがこのクエリのタイプが多い場合は、行動を起こしやすくするための、遷移しやすくわかりやすい誘導ボタンやストレスを与えないフォームなどをホームページ内に用意する必要があります。
Knowクエリ(情報収集型 / Informational)
情報収集するためという意図があり、知らない情報やノウハウを得たい、疑問や悩みを解決するための情報を得たいという欲求があるキーワードです。具体的な検索クエリの例としては、以下のようなものがあります。
- グーグルアナリティクス 設定方法
- アロマセラピスト スクール 東京
- ブログ 集客アップ
- 出産 費用
- 結婚式 服装
このクエリで訪問したユーザは、自分が知りたいという欲求を満たすとそのまま離脱してしまう傾向があるため、何かを購入するなどのコンバージョンには至らないためコンバージョン率が低く、また直帰率が高い傾向があります。ブログや自社メディアはこの検索クエリのタイプに属します。
Goクエリ(案内型 / Navigational)
特定のブランドや企業のホームページ、または特定のページを見つけるために利用する検索クエリで明確に定まった検索意図があるキーワードです。具体的な検索クエリの例としては、以下のようなものがあります。
- ヤフオク
- Windows10
- 所沢市役所
- Apple 問い合わせ
- グーグルアナリティクス ログイン
明確な目的を持ってホームページを訪問するため、商品を販売しているホームページなどの場合は、直帰率が低く、滞在時間やページビュー、コンバージョン率が高くなる傾向があります。
大きく分類した後は必要に応じて、Google Trendsやキーワードプランナー、アクセス解析ツールを使用して、キーワードの検索の流れやボリューム、予想される流入数など様々な指標となるデータを取得し、検索キーワードを決定していきます。