タツミトランスポート株式会社様
- カテゴリ:コーポレートサイト
- デバイス:PC/スマートフォン
以前のホームページは、身内の方に作成していただいた簡易的なものだったと伺っています。その後、掲載されている情報が古くなり、実際の事業内容とも合わなくなっていたことから、当社にご相談いただいた時点では、すでにサイトを閉鎖されている状態でした。そのため、以前のホームページを直接確認することはできませんでしたが、現状の事業内容や強みを改めて整理し、フルリニューアルとしてプロジェクトを進めることになりました。
閉鎖期間は約1年半あり、リニューアルにも約5ヶ月を要したため、結果として2年近くホームページがない状態が続いていたことになります。検索エンジンからの評価も相当落ちていることが想定されたため、公開後すぐに評価が戻るのではなく、時間をかけて回復させていく必要があると考えていました。
今回のリニューアルにあたり、まず競合企業のホームページを調査しましたが、その中で感じたのは、一部の大手企業を除き、事業内容や強みを判断するための情報量が不足しているホームページが圧倒的に多いということでした。業界全体として、見込み客の立場からすると、どの会社に相談すればよいのか判断しづらい状態であると感じました。
そのため、新しいホームページでは、情報の量をしっかり確保しつつ、単に多くの情報を掲載するのではなく、タツミトランスポートさまの強みや価値が正しく伝わるよう、コンテンツの質にも徹底的にこだわりました。
打ち合わせを重ねる中で、埼玉県内トップクラスとなる250台以上のトレーラー、95台以上のトラクターヘッドを保有していること、県内唯一の自社保有インランドデポを持っていること、インランドデポを活用したコンテナラウンドユースに対応していること、さらには環境に配慮したモーダルシフトにも対応していることなど、多くの独自資源や強みがあることが分かりました。それらを適切に訴求するために、丁寧にヒアリングを行い、価値を引き出し、一つひとつ言語化し、各ページに反映させていきました。
また、トレーラーをはじめとした大型車両の魅力も、タツミトランスポートさまの大きな特徴の一つです。トラック業界は慢性的なドライバー不足という課題を抱えており、特に若い方の採用は非常に難しい状況にあります。そのため、事業内容を正しく伝えるだけでなく、若い方に少しでも興味や関心を持っていただける見せ方も必要だと考えました。
そこで、トレーラーや大型車両の迫力、格好良さが伝わる写真を掲載できるよう、撮影の方向性を検討しました。長年一緒に制作を行っているパートナーに写真撮影を依頼し、タツミトランスポートさまの持つスケール感や現場の魅力が伝わるよう意識しました。
デザイン面では、物流会社としての力強さやスピード感が伝わるよう、斜めのラインを取り入れた印象的なデザインを採用しました。一方で、デザインが前に出すぎることは避けました。デザイン性を優先しすぎることで、ユーザーがコンテンツを読み進める妨げになってしまっては本末転倒です。そのため、見た目の印象を大切にしながらも、あくまでもタツミトランスポートさまの事業内容や強みが自然に伝わること、そしてユーザーが必要な情報をストレスなく読み進められることを重視して制作を進めました。
リニューアルプロジェクトのスタート当初は、検索エンジンからの評価回復には一定の時間がかかると想定していました。しかし、実際には公開から半月も経たないうちにお問い合わせが入り、その後も毎月コンスタントにお問い合わせが続いています。また、採用フォームからの応募も入っており、営業面だけでなく採用面でも新たな接点が生まれています。
もちろん、トラック業界全体として荷主さまが配送業者を探しづらい状況や、慢性的なドライバー不足という背景もありますが、以前のホームページではお問い合わせがなかったと伺っていたことを踏まえると、新しいホームページが問い合わせや採用応募の創出に一定の役割を果たせているのではないかと考えています。
今回のリニューアルを通して、長期間ホームページがなかった状態から、改めて会社の強みや価値を伝えるための土台を整えることができました。また、公開後のお問い合わせや採用応募にもつながっていることから、タツミトランスポートさまと見込み客、そして将来のドライバー候補との新たな接点づくりにも貢献できているのではないかと感じています。
カメラマン:コニファー・宇秋 智康さま



