“臓器移植を日常医療とするために” という難しいテーマを根気強く追求してくれました
砂子さんとの出会いは、2016年、私の娘の海外渡航心臓移植のために募金活動に協力いただいたのがきっかけです。知り合いの知り合いといった直接的な関係性がないにも関わらず、本当に親身になっていただき、とても情熱的で、十二分に信用に足るお人柄であるということは、その当時から承知していました。
それから間もなく、私がトリオ・ジャパンの代表を拝命させていただき、ホームページ改修の必要性に迫られた時、砂子さんが代表を務めるスピンスレッドさんにお願いすることに迷いはありませんでした。なぜなら、そのお人柄に加えて、砂子さんご自身も募金活動を通じて、日本の臓器移植が抱える問題の大きさを十分に理解されていると思ったからです。
臓器移植は臓器提供者(ドナー)がいてはじめて成り立つ医療です。本来、「つかってもいいよ」と「たすけてほしい」という人が結ばれる、尊く、やさしい医療であるはずなのに、我が国ではネガティブイメージを払拭することができずに、半世紀以上停滞してきた歴史があります。
今回のホームページ改修は「移植医療の本質である “尊さ” や “やさしさ” を呼び戻し、いかにして広げていくか」という挑戦でもありました。もしかしたら、イデオロギーへの挑戦と言ってもいいかもしれません。
関係する皆さんは本業を抱えながらの活動になるため、話し合いは深夜におよび、さまざまな議論を重ねて、およそ2年になりました。ヘトヘトになりながら、本当にいろんなことを話し合ってきました。これほど根気強く取り組むことは、なかなかできることではありません。
砂子さんをはじめ、関わっていただいた皆さんの苦労のおかげで、とても素晴らしいホームページとなりました。
このホームページは少しずつ成長していきますが、その成長とともに、日本社会においても移植医療が日常医療として定着する日が近づいていくと信じています。
あらためまして、心からありがとうございました。
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