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社長日記

共同経営で友人と起業し失敗してわかったこと

こんにちは代表の砂子です。実はスピンスレッドを立ち上げる前、私は幼馴染みの友人と共同経営という形で2人で起業をした経験があります。結果的に約7年半一緒に経営しましたが、結果的には別々の道を歩むこととなりました。

個人的な視点ではありますが、振り返ると失敗したなりの理由があります。今日はその経験をこのブログに書き留めていこうと思います。

これから友人と共同経営という形で起業を考えている人、もしくは既に共同経営をしているが今ひとつ上手くいっていないと感じる人にとっては、何かしらのヒントになるかもしれません。

「共同経営」と検索したことがある人はご存知だと思いますが、共同経営の失敗例などが沢山でてきます。特にこれから共同経営をしようとしている人は、もしかすると周りの方から「上手くいかないよ」などと言われて不安に思っている人もいるかもしれません。

そんな不安を抱えている人に向けて、実際に私が過去に友人との共同経営で失敗し、それぞれ別の道を歩むことになった経験を通して感じたことをお伝えすることで、少しでも不安の解消につながったり、上手くいくためのヒントにつながればという想いを持って記事を書き進めたいと思います。

共同経営での経験を通してたどり着いた失敗の理由

細かいことを含めれば他にもありますが、大きく分けると以下の3つだと思っています。

1. 主従関係を作らなかった

友人とは小学校からの幼馴染み。お互い初めての起業でまさしく右も左もわからない状態でスタート。

株も半分、そして古くからの友人ということもあり、責任はどちらかが持つということもなく、何かを決める時は常に2人で話し合って決めていました。つまり主従関係がない状態でした。

この状態は上手くいっている時は問題が起こらないのですが、経営は上手く行かない時期も当然のようにあります。上手く行っていない時ほど意見も割れやすかったのですが、主従関係がないため意見がいつまでも平行線のままということがしばしば発生しました。これはご想像がつきやすいと思います。

ただ、今振り返ると意見がまとまらない事自体はそれほど問題ではなく、主従関係を意図的に作らなかった事の方がよっぽど大きな問題でした。どちらかが責任を取るという環境を作らなかったことが、ボディーブローのように徐々に問題を大きくしていったと分析しています。

2. 対応できるスキルが同じだった

具体的に例を出して行きましょう。

私たちはWeb制作会社を立ち上げました。Web制作会社の役割をざっくり簡単にあげると、営業、ディレクター、デザイナー、HTMLコーダー、Webエンジニアなどがあります。この中でそれぞれの対応できるスキルが被らず、お互いを補完するような状態が理想的です。

しかしながら、当時の私たちは営業、ディレクター、HTMLコーダーと対応できるスキルが全く同じというような状態でした。実際に仕事を進めていく中で営業・ディレクターというクライアント寄りと、HTMLコーダーという制作寄りとに役割こそ分けていきましたが、補完状態には程遠い状態でした。

ただ、考え方としてスキルが被っていても、被る部分を力を合わせて2倍以上の仕事量をこなし、対応できない部分はパートナーにお願いするという考え方はありだと思います。

Web業界ではないですが、知り合いのシステム会社を経営している先輩経営者がいます。お互い営業しかできないという状況で起業し、開発の部分は雇用したスタッフさんに任せるという体制で長く経営している方もいます。このようなことからもお互いがお互いのスキルを補完することが理想ではありますが、必ずしもスキルが同じということが、失敗の絶対的な要素であるとは思っていません。

3. 理念・行動指針を明文化しなかった

先にも触れましたが、古くからの友人ということもあり、社会人になって知り合った人と共同経営する人たちとは、そもそもの会話の量が違うからお互いのことは良くわかっていると思い込んでいました。

冷静に考えればわかりますが、いくら古くからの友人と言えども全ての考え方や思いが一緒なはずがありません。もちろん暗黙の了解でものごとが進むことも多かったとは思いますが、当然意見がぶつかることも多々ありました。

そのような時に重要となるのが、会社の向かうべき指針となる理念や行動指針です。理念や行動指針があれば、意見が割れた際に感情論で話すのではなく、「俺らが向かおうとしている方向に対して、どちらの意見を採用すべきか」と一歩引いて論理的に話を進めることができますが、ここができていなかったと深く反省しています。

理念や行動指針がはっきりしていないということは、判断基準を持たないこと一緒です。そのため感情論になりがちでしたし、議論がいつまでも平行線をたどるということが何度もありました。

議論が平行線をたどるということは、素早い経営判断ができないということを意味しています。小さな会社にとっては、こうしたことが命取りになる可能性があるので、避けなければならないことだと今は思います。

このように私が今振り返って感じることは大きく分けて上記の3つです。ただ失敗する理由というのは、会社ごとに違うものだと思いますので、あくまでも参考程度に捉えていただければと思います。

とはいえ、このブログに書いたことは実際に失敗した経験談で机上の空論ではありません。そのため大いに参考になるものだとも思っていますし、ぜひ上手く経営していくための踏み台にしていただければと思っています。

今「共同経営で友人と起業しようと考えているのですがどう思いますか?」聞かれたら

実際に失敗しましたし、友人との共同経営という難しさも経験しましたが、絶対にやるべきではないとは今も思っていません。この記事以外にも「共同経営 失敗」などで検索すると沢山でてきますが、そういったものを読んだ上でもやりたいという意思があるのなら、逆に挑戦すべきだと思っています。

理由としては、ものごとはやってみなければわからないことがほとんどだからです。もしやってみて上手く行けばそのまま理想の会社へ向かって突き進めばよいですし、仮に上手く行かなければ共同経営を解消するなど決断すればよい。そして、その過程で得たことをその後の人生に活かしていけば良いと考えているからです。

もし私が共同経営の相談を受けた場合は、聞くことは一つです。「場合によっては友人関係が壊れる可能性があるが、それでもやる覚悟はあるか?」この確認をすれば、後は本人の意思を尊重すべきというのが私の考えです。

まとめ

3つ挙げた失敗の理由のうち、理念・行動指針を明文化しなかったことが一番の原因だと思っています。理念・行動指針という言葉自体が重要なのではなく、自分たちの会社はどこに向かおうとしているのか、そしてどういう会社にしたいのか、それさえ明文化することができれば良いと思っています。

理由は主従関係がなくても、ここを目指すという指針となるものがあればクリアできたかもしれないと感じていること。また、スキルに関しては同じだったとしても立ち上げ前、もしくは立ち上げた後にそれぞれが専門分野を勉強して役割を分けていけば良いと考えていますし、別の考え方としては2倍の売上を確保し、対応できない部分はパートナーを探すという考え方もあるからです。

しかし、理念、行動指針はセンターピンのようなもので換えが効かないものです。だからこそ、「理念・行動指針を明文化しなかったこと」が失敗した根本的な要因だったと分析しています。

「社長日記」では、代表の砂子がどういう人間なのかということを少しでも感じていただけるよう、日々感じること・体験したことなどを発信しています。ぜひ他の「社長日記」も合わせてご覧ください。
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