採用サイト制作

企業にとって最も大事な活動である採用の支えとなる採用サイトには大きく2つあり、コーポレートサイトの一部として採用ページを用意する場合と、専用の採用サイトを別途作る場合です。

仮に専用の採用サイトを用意しても、一部の知名度ある企業以外では直接アクセスがあることは多くはありません。接点の大部分は就職・転職など、外部サイトを通したものとなります。しかしながら、求職者は興味をもった企業のコーポレートサイト、また採用サイトがあればその双方にアクセスすることになります。そのため企業側としては、就職・転職などの外部サイトに掲載している情報はもちろん、外部サイトでは記載しきれない情報、また伝えるのが難しい価値観や社風のイメージを自社の採用サイトで漏れなく全ての情報を伝えるという姿勢が重要になります。

また、入社してから会社の戦力となる人材を獲得する必要があることを考えると、キラキラしたイメージばかりの内容を掲載し「実際に入社したら違っていた」「こんな会社だったら辞めてしまおう」などミスマッチを極力防ぐための採用サイトにすることも非常に重要なポイントです。

そのためには、まず求職者の方に寄り添い、求職者が望む情報を用意する姿勢が大切になります。もちろん企業側として伝えたい会社としての価値観や理念などもあるでしょう。それ自体は決して悪くないですが、求職者がまず得たい情報はそのようなことではなく、仕事内容であったり、給与・勤務時間など具体的なことを欲しているので、まずはそのような求職者の求めを優先した上で、会社としてのメッセージを発信するべきだと考えます。

また、求職者は様々な採用サイトを閲覧しています。会社の良い面ばかりを強調しているものも少なくないため、求職者はそのような情報には慣れていてあまり信用しません。例えば店舗検索ポータルサイトのレビューなど口コミが良いものばかりだと、少し疑いたくなるのと同じ心理です。

ですから、一見不利になりそうな、企業側からすると隠しておきたくなるような情報も可能な限りオープンにすることで、逆に信用度が増すことも頭に入れておく必要があります。このバランスをみながら、求職者の入社前後のイメージギャップを最小限に抑え、今後の戦力となるような役割を目指すことが大切です。