なぜ仕事ができる人はレスポンスが早いのか？

毎月参加している、池田 貴将さんのシークレットセミナー。前回4月のテーマはチームワーク。特にリーダーシップにフォーカスした内容だったのだが、良いリーダーとは関係する周りの人に安心感を与えるという。つまり会社は安心な場所であると認識させ、自分自身が持っているエネルギーを出し惜しみすることなく、そしてエネルギーを注ぐ方向は社内の人間関係など無駄なことではなく、外側つまりお客さんに注ぐ環境を作る人だということを学んだ。

このことを学んで、なぜ仕事が出来る人はレスポンスが早いのか？ということがおぼろげながら見えてきた。「仕事が出来る人はレスポンスが早い」というのは、本などで何回か触れたことがあるし、現場においても実際にそうだよなと確信を持って言える。あくまでも私見ではあるが、セミナーからの学びをヒントに私なりの考えを共有したいと思う。

ちゃんと見ているという明確な意思表示をして相手に安心感を与えている

特にメールでありがちだと思うので、メールを例に話を進めていく。

送ったメールに対して返信がない場合、相手がメールに気づいているのか、気づいていないのか、送った側ではわからない。特に何かの期限が迫っており、すぐにアクションが欲しい場合はやきもきする。一方で相手が打ち合わせや商談が続いていて、メールの返信も出来ないほど忙しくしているかもしれないという思いもあって、確認のメールを再送したり電話をしたりといった次のアクションが取りづらいという思いをした経験があるという人も少なくはないと思う。

しかし、そもそもレスポンスが早い人はすぐに返事が来るので、こういった変な心配をすることがない。またよくよく思い返してみると、内容自体に返事をくれる場合ももちろんあるが、内容の返事自体ではなく、「取り急ぎメールは受け取ったよ」ということだけをとりあえず返事してくるということもある。

送った側としては、すぐ内容の返事がもらえれば嬉しいが、一番嫌なのはメールを見ているかどうかがはっきりしないことなので、こういった一時的な連絡でもすごく嬉しく感じる。レスポンスが早い人は、恐らく自身が逆の立場でそういった経験をし、すぐに返事をすることが相手に不要な心配をかけずに済むこということをきちんと理解しているのだと思う。逆に言うと相手に安心感を与えている。これってつまり相手のことを考えられる人のことだと思う。

相手のことを考えることができる＝相手のニーズを先読みできる

相手のことをしっかり考えられる人であれば、例えばお客さんや社内メンバーからの相談や要望に対しても、恐らく言われたことだけで終わらないはずだ。相手からしたら聞いたことに対する返答はもちろんのこと、自分の立場に立って考えてくれていることに喜びを感じるだろう。また、気づいていなかったことや、場合によっては相手の要望は受け止めつつも、あえて要望とは違う提案をしたりする。

このような思考が常に働いているからこそ、日々の言動の積み重ねを伴ってお客さんや社内メンバーからの信頼を獲得できるのだと思う。

まとめ

セミナーで学んだチームを作る時に重要な「安心感」というキーワードは、チームだけでなく対外的にも十分に使えるキーワードであると感じた。私自身もまだまだ途上の身なので、常にレスポンスの早さは意識するようにしているが、それだけではなく相手の要望以上の答えを導き出せるよう日々学びたいと思うし、何より信頼を積み重ねられるような人間を目指していきたいと思う。

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