トップレベルの人が持っているもの

詳細はまだ書くことができないが、来年2020年東京オリンピックのある競技で日本代表を目指す選手（日本代表候補）のホームページ制作の打ち合わせの機会をいただいた。

本気で自分の目標へ突き進む業界トップの方と触れ合う機会をもっと持ちたいという思いはあるが、今はまだ多くはない。業界はなんであれ、トップで活躍している方は必ず何かを持っているはずで、その何かを間近で感じ学びたい。この話をいただいた時に瞬時に思ったことだ。それだけに、この打ち合わせを非常に楽しみにしていた。

実際に打ち合わせを終え、トップレベルの方が持っているもの、そして私自身が感じたことを今日のブログに書きたいと思う。

とにかく目力が強い

私は現在42歳だが、今回お手伝いすることになった選手は私より10歳以上年下で、はつらつとしていて好青年と言う印象だ。打ち合わせの最中、柔らかい笑顔を見せてくれるのだが、時折真剣な眼差しを向けてきた。

打ち合わせ相手の選手はそんなつもりはないと思うが、その目は相手を圧倒するような、恐怖すら感じるような眼差しだった。目だけでなく、身体全体からも自らの目標に向かって突き進んでいく本気度というかオーラのようなものを感じた。私はそのようなことを感じ取り、相手が満足してくれるかはわからないが、「とにかく私たちに頼んで良かったと思っていただけるように」というその1点にフォーカスし、私自身も全力で応えていくことを決めた。

会話にも本気度を求めている

打ち合わせ前から何となく感じてはいたが、会話に真剣さを求めていることを実際の打ち合わせを通して感じ取った。逆に言うと当たり障りのない中身のない会話はしたくない、そんなメッセージを同時に受け取った。

そのメッセージを受け取り考えたこと。

それは私がいきなり業界トップの人間のような含蓄のあることを話せるはずもなく、また無理に背伸びしてもすぐに見破られてしまうことは容易に想像できた。だからそうした選択はせず、まずは今自分が持っているものを120%出し切ると言うことだけにフォーカスした。また、そういうことを相手も期待しているであろうことも感じた。

そのために自分の心を開き、嘘偽りなく正直に相手の立場に立ち、今の私たちがお手伝いできることを全力で伝えた。

問題意識を持って目標に向かっている

この選手の目標は2020年の東京オリンピック日本代表として出場し、海外のチームに勝つこと。そのために、自分の技術を磨き日本代表として選出されることがまずは必要だ。しかし、自分のこと以外にも問題意識を持っていて、その問題を解決するための動きもしている。

この選手が変えていきたいと考えていることは、中学生や高校生の選手達と触れ合う中で、プレーや考え方自体が枠に囚われすぎている選手が多く、もっと自分の頭で考えチャレンジすることが大事だということを伝えていきたいと言っていた。自分のことだけでなく、自分が関わる競技、スポーツ全体、さらにその先のことまで考えている。

オリンピックを控えた今、日本代表を勝ち取って海外チームの勝つという目標に近づくためには自分のことだけを考えた方が良いのか、自分以外のことも考えた方が良いのか私には分からない。しかし、周りのことを考えることは、現役を引退した後の長い人生において、大きなプラスになることは間違いないだろうと感じた。

私自身、自分のこと、また自社だけのことだけでなく、自分の周りや業界のことなど周りのことも考えられる人間・チームを目指しているので、共感できることが多くこちらが勉強させていただいた。

まとめ

結果的に打ち合わせの最後にはいい時間だったという旨の言葉をもらうことができたが、私自身に言わせれば全く逆で、トップで活躍する方と話す機会をもらうことができ、トップで活躍する人間としての在り方、考え方を教えてもらい非常に貴重な時間を過ごすことができた。だからこそ、感謝しかない。

あくまでもスタートラインに立っただけだが、この選手がやろうとしていることを最大限伝わるようなホームページの制作を全力でサポートしたいという気持ちでいっぱいだ。

現在、来年の東京オリンピックのチケット申し込み受付中だが、もちろんこの選手の種目も申し込む。来年のオリンピックにまた大きな楽しみが1つ増えた。ホームページが完成した際には、ご本人の承諾を得て改めて報告したいと思う。

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