何よりもまず思うこと

最近、何をするにもまず“思う”ことが人生では大事なのではないかと思うようになりました。

例えば総理大臣、プロ野球選手、一流のアーティスト、それ以外の人たちも同じですが、みんな自分がなりたい何かに「なろう！」と思った人たちのはずです。

「なろう！」と思ってない人が総理大臣にも、プロ野球選手にも、一流のアーティストになれることはありません。もしかすると、本人たちも最初はそう思ってなかったかもしません。しかしきっかけは何であれ、きっと人生のどこかの時点で自分のやりたいことに気づき、なりたいと目標を持ち、必要なスキルを身につけるために努力してきたはずです。

こうして文章にしてみるとごく当たり前のことを書いているだけのように感じますが、実は意外と見落としがちなことではないかとも思っています。

「“思う”だけだったら誰でもできるし、“思う”だけでは何も変わらない」と、多くの人は“思う”ことをさほど重視していないのではないかと感じているからです。かくいう私自身、以前はそこまで“思う”ことの重要性を理解できていませんでした。

なりたい姿に辿りつくためにどのような知識・スキル・経験を身につけるか、といったことはもちろん重要です。しかし、まず“思う”、“決める”と言い換えてもいいかもしれませんが、これが人生において何より重要なのではないか、最近そんなことを思うようになりました。

もちろん思っただけ、決めただけでは何も変わりません。その時点では行動していないから何も変わるわけがないですし、当然結果も出ているわけがありません。そのため“思った”、“決めた”時点で、周りの人に自分の思いを伝えた際、もしかしたら「そんなの無理だよ」と笑われるかもしれません。

でも“思う”ことがスタートなのであれば、何も結果を残していない状態はある意味当然のことのはずです。人からのマイナスな指摘は気にする必要は本来ないはずですが、気になってしまうこともあるでしょう。私もそういうタイプの人間ですからよくわかります。もしどうしても気にしてしまうと言うのであれば、自分の胸の内にしまっておけばよいと思います。とくかくまず“思う”こと、これを抑えておくことが重要です。

このように考えると「自分には力が足りないから…」「自分はまだ○○○のスキルがないから…」など、腰がひけた状態でスキルを磨いても、なかなかものにするのは難しいでしょう。なりたい姿は今よりも高い目標に向かっていくのですから、腰が弾けそうな感覚を抱きそうにあるのも自然なことと思います。しかし、何かになろうというのであれば、今ここからスタートするしかありませんし、その地点ではなりたい姿に見合う結果はできていないことは当たり前なことと捉え、前に進むことに集中することが大切なのではないでしょうか。

こうした事実を踏まえ、なりたい姿に向かって行動していくのか、いろいろ言い訳をして立ち止まってしまうのか。どちらを選ぶのも個人の自由です。であれば、自分の手で自分の人生を切り開く選択をしていきたいですよね。

まず“思う”こと。これから大事にしていきたいと思います。

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