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ホームページ制作時の自社の予算は伝えた方がよいのか? | 予算についての考え方をWeb制作会社の視点で解説

ホームページの新規作成、既存サイトのフルリニューアルの時など、ホームページ制作にかかる費用について予算を確保している場合、その予算をWeb制作会社に伝えるべきかどうか悩んでいる方が少なくないのではないか?と感じています。なぜなら、私たち自身も何らかのサービスを検討している時、つまりお客側に回った時にそのような思いを抱くことがあるからです。

そこでホームページ制作における予算について、あくまでもWeb制作会社視点にはなりますが、Web制作会社に伝えるべきかどうかについて解説していきます。

この記事では、企業規模〜50名程度のWeb担当者、企業規模〜20名程度の経営者、個人事業の方に向けた記事となります。

ホームページを制作する際、予算を伝えた方が良いのか?

結論からお伝えすると「できるだけ早い段階で伝えた方が良い」が当社の考えです。
理由は無駄な時間を減らすためです。

発注側として見積りを伝えることで「本来もっと費用を抑えてできたはずなのに、予算を伝えたことで高くなってしまうのではないか?」と不安に思うことがあるかもしれません。

その気持ちは非常に分かります。場合によってはそういったことが起こる可能性もあると思います。しかし、上記に挙げた理由から、当社ではそれでもできるだけ早い段階で予算を伝えることが良いと考えています。この理由ついて、もう少し詳しく解説していきます。

ホームページ制作の予算を伝えること無駄な時間を減らすことができる

Web制作会社に問い合わせをすると、恐らくどのWeb制作会社でも1度は打ち合わせすることになると思います。場合によっては2、3度打ち合わせして要望をしっかり伝え、Web制作会社側も要望を把握しようと丁寧なヒアリングを行うこともあるでしょう。そして簡単な提案書と見積書が送られて来て、「さぁ、見積もりはいくらだろう?」と、確認すると予算と大きな乖離があって、また一からWeb制作会社を探し直す…

なんてことを、もしかすると、この記事を読んでくれているあなたも経験したことがあるかもしれません。実はこれ、当社の実際の失敗例でもあるのですが、発注側にとってもWeb制作会社側にとっても、すごく無駄な時間ですよね。

当社ではこのような無駄を防ぐために、この失敗を経験してから最初のお問い合わせ段階、もしくは初回の打ち合わせ段階で、ある程度の予算感を確認させていただいています。Web制作会社によっては、最初のお問い合わせの段階で予算を伝えないと相談すらできないので、予算を伝える伝えないの前に、ある程度でも構わないので予算感を持って問い合わせすることも頭に入れておくべきです。

このように発注側として無駄な時間を防ぐために、ある程度でも構わないので予算感を伝えるべきだと考えています。

ホームページ制作の予算を伝えることで想定されるデメリット

説明を分かりやすくするために、少し極端な例になりますが、予算を300万円と伝えたとします。しかし、実際には200万もあれば成果を出せるホームページができるにも関わらず、まだ予算上限まで余裕があるから、本来は必要がないページや機能を追加して見積額を増やすといったことを考えるWeb制作会社がなかにはあるかもしれません。

これは発注側としては絶対に避けたいことですし、このような不安を感じることは当然のことと思います。この無駄な支出が出ないようにする方法はないのでしょうか?完璧とは言えないですが、ある程度防ぐことは可能ですので、無駄な費用を防ぐポイントについて解説していきます。

ホームページ制作費の見積り項目をチェック

まずは見積もりをもらったら、見積もりの内訳をしっかり確認しましょう。見積もり項目はWeb制作会社によって異なり、絶対的な正解はないため、分かりづらいことと思いますし、完全に理解することは難しいと思います。だからといって諦めてはいけません。

別記事でホームページの費用の内訳について書いていますので、ぜひ下記の記事を参考にしていただければと思います。

分からない項目があれば、遠慮なく質問しましょう。少なくても「ホームページ制作費用一式」みたいな、ざっくりした見積もりを出してくる制作会社は要注意です。

顧客対応を慎重に見る

Webサイトのフォーム、もしくは電話で問い合わせした際の対応、また見積もりで分からないことがあった際の質問に対する回答など、Web制作会社との全ての接点において、顧客対応について慎重に見ておくことをおすすめします。

特に質問に対しては、次のようなことを意識すると良いでしょう。適切な回答をしてくれれば問題はありませんが、それは最低限のラインと考えることです。的を得ない回答しかしてこないWeb制作会社はこの時点で見切りをつけた方が良いでしょう。

誠実な方は、質問者の意図やその質問に至った背景まで考え、その上で回答してくれます。そのような担当者がいるWeb制作会社であれば、見積りにおいても適切なものを出してくれる可能性が高いと言えます。

何より、正式に依頼しホームページ制作のプロジェクトが始まった後も、誠実に対応してくれる可能性が高いと思いますので、厳しめな目で見極めていくくらいの意識で良いと思います。

Web制作会社の選び方や見分け方については、別記事で紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

3社ほどに見積もりを依頼する

上記2つでも不安が拭えないようであれば、複数社に見積もりを依頼してみましょう。この時、絶対に注意すべき点は、発注先を既に決めていて、その発注先の見積もりが問題ないか確認するだけのために、適当に見つけたWeb制作会社に見積もりを取ることです。

Web制作会社のスタッフも人間です。発注する気がない見積もりだと分かれば良い気がしません。そのような相手には適切な見積もりを出さないどころか、通常より高い見積もりを出すなどの可能性もあり得ます。

それは自社にとってもプラスにはなりません。いろいろ検討した結果、発注しても良いと思えるWeb制作会社を探し出し、発注する可能性があると意思を持って見積もりをお願いするようにしましょう。

ホームページ制作の予算を本来の予算よりかなり低く伝えることで起こること

成果を出すために本来もっとよい提案があったのに、その提案をもらえない。その結果、中途半端なホームページになってしまった…これは絶対に避けて欲しいと思っています。

当社では「ホームページを作りたくて作っている人(会社)はいない」と考えています。ここだけを切り取ると「はっ?」と思われるかもしれませんが、ホームページを作る目的は、新規見込み客の獲得、提供商材の購入や利用申込み、人材の獲得など、何らかビジネス成果に繋げたいといった思いがあるはずです。

目的を達成するには、単にホームページを作るだけでは不十分です。例えば事例ページを随時更新し重要な情報を積み上げていけるよう、自社スタッフでも更新できるよな仕組みを導入したり、ブログも発信できるようにしておく必要がありますが、これらは最低限用意しなければならないものに過ぎません。

さらには扱っている商材によって、商材を訴求するには写真が良いのか、動画が良いのか、イラストが良いのか異なってきます。Web制作会社からすると、成果に繋げるために提案したいことがあっても、もし予算が少ないとそもそも予算内で収めるために必要な提案を差し控える、そんなことが起こり得る可能性があります。

これはあなたの会社にとって決してプラスではないことがおわかりいただけるのではないでしょうか。安全策で本来の予算を初期の段階で伝えたくない気持ちも分かりますが、もし低めに伝える場合でもあまり本来の予算とあまりにもかけ離れた予算を伝えないようにしましょう。

ホームページの予算はどのように考えれば良いか?

Web制作会社では自社のホームページ上で料金表を掲載しているところは多くはありません。もし掲載しているとしても、その各費用項目については専門的なものも含まれるため、完全に理解することは難しいでしょう。

仮に費用項目自体は理解できたとしても、自社はどの項目が必要か、また自社のボリューム(ページ数)や要望する機能からすると、総額でいくらくらいになるか?自分たちだけで把握することはほぼ不可能でしょう。

そのようなことからWeb制作会社によっては、参考のホームページを見せ、その場合の制作費はどの程度か、目安となるものを用意してくれていることもあります。それでもホームページのボリューム(ページ数)や機能によって費用は変わってくるので、目安にしか過ぎません。そのため、自社としてどこまでなら用意できるか予算感を持つくらいでよいと考えています。

ホームページの予算を持たず、とにかく良いものを作りたいと伝えてきたクライアントの事例

あまり多くはないケースですが、クライアントさんによっては「費用はかかるだけ支払うので、とにかく良いものを作りたい。提案して欲しい。」と伝えてくるクライアントさんも中にはいます。もちろん費用はいくらかかって良いと言っても、用意できる費用には限りがありますので、上限はある程度は決めているとは思います。それでも上記のように伝えてくるクライアントさんには、成果を出すためにはどうすべきか、提案により集中できるのは間違いありません。

実際に当社でお受けした事例をご紹介します。当初はホームページからのお問い合わせない良いとしては、既存サイトの部分的な改修のご相談でした。しかし、既存サイトの状況からユーザーにとって大きなストレスがかかっていると推測できたこと、また要望などをお聞きしていると改修ではなく、一から作り直すフルリニューアルの方が良いのではとお伝えしたところ、やるのであれば徹底的にやろうと、先ほどの言葉をいただくことができました。

そこからは一気に思考を切り替え、成果に繋げるための最高のホームページにするにはどうすべきか、ただ1点に集中しました。提供商材の特長からプロカメラマンによる実際のスタッフさんの撮影は必須、同時にホームページ全体で少し柔らかい雰囲気も出した方が良いと判断しオリジナルイラストを作成することも合わせてご提案するなど、その時点で最高と思われる提案を行いました。

もちろん、各ページのコンテンツ自体も精査し、SEOも考慮しながら情報量を大幅にアップ。その他、ブログはもちろん実績やお客さまの声なども、クライアントの方で随時更新システムを導入するなど、成果を出すための土台となるホームページが完成しました。

成果に繋げるためには公開後の運用が非常に重要となりますが、まだ本格的な運用が始まる前から、SEOでは明らかな効果が現れ、重要なキーワードで上位表示されるようになりアクセス数が急増しています。アクセス数の増加とともに、問い合わせも増加するなどビジネスの成果に早速結びつき始めています。

このように、しっかり作ると、より効果が出やすくなりますので、無駄な費用はかけないようにしたい気持ちは当然あると思いますが、かけるべきところにはしっかり費用をかけることを意識することをおすすめします。

もし、成果に繋がるホームページを一緒に作ってくれるWeb制作会社をお探しでしたら、ぜひお問い合わせフォーム、もしくはお電話(04-2000-8162)よりお気軽にお問い合わせください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?あまり予算を正直に伝えたくないという気持ちを抱えた方の気持ちも分かりますが、成果に繋げるホームページを確実に作っていくためには、予算をお伝えした方が自社のためになるとご理解いただけたのではないでしょうか。

解説してきたように、予算を伝えることで発生するリスクがゼロな訳ではありませんが、伝えないことで発生するリスクの方がより大きいと当社では考えています。

今回の記事があなたの会社にとって、成果に繋がるホームページ作りの一助になれば嬉しいです。

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