ホームページ制作の期間ってどのくらいかかるの?
この質問も費用のことと同じくらいよく聞かれる質問です。クライアントさまからすると気になることですし当たり前なのですが、実は非常に答えづらいものでもあります。
以前「ホームページの制作費用はどのくらいかかる? | より正確な費用を出すためのポイントを解説」の記事でも書きましたが、どのようなホームページを制作するか、質問を受けた時点では何も決まっていないことが多いからです。
このように様々な要素を見極める必要があるため、何も情報がなり状態では一律に◯ヶ月で制作できますとお伝えするのが難しいのです。とはいえ、ご担当者さまにとっては何もわからない状態は不安でしかないと思う気持ちも理解しているつもりです。
Web制作会社によって異なると思いますので、あくまでも目安にしかなり得ないですが、今まで代表の砂子が関わってきた150サイト以上の平均の制作期間をお伝えできればと思っています。
[ 目次 ]
結論:ホームページの制作期間は平均すると約3〜4ヶ月が多い
過去ページ数で言うと20〜30ページ前後のホームページに関わることが多かったのですが、機能的な面ではお知らせをクライアントさまの方で更新できる仕組みを導入し、その他お問い合わせフォームがついた標準的なホームページでいえば制作期間は平均で3〜4ヶ月程です。
ただし、これはリニューアルの場合の期間です。全くの新規で作成する場合は、さらに時間がかかることが多いです。
ここからは具体的にどのような要因が制作期間に影響を与えるのかをお伝えしていきます。
ホームページのボリュームによって制作期間は変わる
5ページくらいのホームページと、100ページのホームページを作るのでは当然制作期間が変わってきます。ページ数が多いと単に制作時間が増えるのは当然ですが、クライアントさまに用意していただく資料なども多くなりますし、公開前に行うチェックなどにも多くの時間を要するので、全体としての制作期間も長くなります。
ホームページに望む機能によって制作期間は変わる
例えばお知らせだけでなく、セミナー開催のご案内ページや、商品ページをクライアントさまの方で新規作成できたり修正できたりする機能を付けたいなど、どのような機能を導入するのかといったことでも制作期間が変わります。
文章や写真の用意が遅れるとその分制作期間が遅れてしまう
自社でホームページを作成する場合は例外ですが、ホームページ制作は外部の人との共同作業になります。多くの場合、Web制作会社に依頼することが多いと思いますが、その場合はWeb制作会社が何から何まで行ってくれる訳ではなく、一緒に作り上げていくものです。
具体的に言うと、例えばページに掲載する文章はクライアントさまにご用意いただきますが、多くのホームページのご担当者さまにとって慣れないものであり、時間がかかる場合が多々あります。
有料で文章等をご用意することも可能ではありますが、業界のことにより詳しいのはクライアントさま自身ですし、何より実際の現場でエンドユーザと接しているクライアントさまに用意していただくことがベストな選択だと考えていることから基本的にはクライアントさまにご用意いただいています。
先程も触れましたが、新規でホームページを立ち上げる場合は、文字通り資料なども一から用意する必要があります。リニューアルの場合は、文章をリライトしたり、場合によっては内容自体を変更したりすることもありますが、大元のデータはありますのでそれをベースにすることができます。
しかしながら、新規制作では大元のデータがあるわけではないので、一から作成する必要があり、リニューアルとくらべて大きな労力を伴います。
ホームページ制作の大まかな流れ
そもそも制作期間というけど、どの部分を指しているのかを明確にする必要があります。そこで、制作の流れについてお伝えします。基本的な部分は大きく変わらないですが、Web制作会社ごとに細かい部分で異なりますので、あくまでも当社の例で制作前を含めた一連の流れをお伝えします。
- お問い合わせ
- ヒアリング
- 提案書と見積書のご提出
- ご契約
- お打ち合わせ
- サイト企画・設計
- デザイン制作
- コーディング(サイト構築)
- テストアップ&確認
- 公開
基本的な流れとしては上記のようになり、ホームページの制作期間とは5〜10までの期間を指しています。
資料のご提出は7〜8で必要となりますので、その前までに用意していただいています。
ホームページの制作期間を短くしたい時はどうすれば良いか?
もし、可能な限りホームページの制作期間を短くして、できるだけ早く公開したい場合は、どのようなホームページにしたいのか、デザインの方向性や導入したい仕組みはどのようなものを希望しているのか?ということをはっきりさせておくことが重要です。
また、文章や画像などの資料などを早め早めに用意していただくことがポイントになります。
上記のことは「ホームページの制作期間を少しでも早くするために自社で用意しておくべきこと」で詳しく書いていますので、是非ご覧ください。
まとめ
ホームページの制作期間は一律に◯ヶ月とは言えないものですが、何となく少し目安がイメージできたのではないでしょうか。
目安なども全く見えないと不安でしかないですが、不確定でも目安が見えれば少しは安心感も感じやすくなると思います。
この記事がご担当者さまの不安を少しでも取り除くことができ、参考にしていただけたなら嬉しく思います。
「日々の仕事」ブログでは、ホームページ制作の現場において実際の出来事や気づきなどのお役立ち情報を発信していますので、ぜひ他の「日々の仕事」も合わせてご覧ください。
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