ブログは何を書けばよいのか?
企画・設計に頭を捻り、デザインの方向性に頭を悩ませ、ユーザにとって有益なコンテンツを作成し、ようやく新しいホームページを公開。
ホームページのご担当者さまからすると、ようやく一息つけると思いたいところですが、「ホームページの公開はあくまでもスタート。その後の情報発信が大事なんです。」というのは、一度は聞いたり見たりしたことがある言葉だと思います。使い古された言葉で目新しさはなにもないですが、非常に重要なことだと当社でも考えています。
そこでブログなど、お客さま自身で発信できるCMSを導入することが多いですが、「ブログは何を書けば良いのですか?」というご質問を良くいただきますので、今日は情報発信する際に抑えるポイントについて書きたいと思います。
[ 目次 ]
なぜブログなど情報発信が必要なのか?
記事を書く前にブログの目的を抑える
まず前提としてなぜブログなど情報発信する必要があるのかということを抑える必要があると思います。なぜなら、この目的が見えていないとやる意味を見いだせず、途中で挫折しやすくなる可能性が格段に上がるからです。
今回は情報発信の一つとして良くおすすめするブログを例にして話を進めますが、ユーザにとって有益な情報を発信していくことをGoogleは強く推し進めています。つまり、Googleはユーザにとって有益なホームページを評価するように日々動いています。
このブログを読んでいるみなさんも、何か知りたいことがある時はネットで検索をすると思います。例えば東京駅周辺で友人とランチしたいがあまり周辺のお店のことが分からないといった場合、「東京駅 ランチ おすすめ」など、キーワードは違えどこのような検索をすると思います。この時にGoogleからの評価が高くキーワードにマッチしているホームページが検索結果において、より上位に表示されやすくなります。
もしB to B企業のホームページでいえば、下記のようなことを意味します。
検索結果で上位表示される→ホームページへの流入数が増える→フォームからの資料請求が増える→商談数が増える→売上が増える
ブログは会社の売上に貢献する
業種によって違う部分がありますし、非常に簡単にまとめてしまっていますが、最終的には会社の売上につながり、ご担当者の方は単にブログを配信するという作業をしているのではなく、会社の売上に貢献しているのです。
Googleがホームページを評価する基準は公開されていない上、その基準は多岐にわたると言われています。また、その基準も日々変わっているものなので、これをやれば絶対にOKというものではないですが、常に発信している情報はユーザにとって有益な情報かどうかという視点を持つことが何より重要です。
ここまでGoogleに評価されるということを何度も書きましたが、あくまでも意識することは自社のホームページを訪問してくれるユーザにとって有益な情報かどうか。ユーザにとって有益なホームページと認識されればGoogleの評価はあがるという、あくまでもGoogleの評価は結果論ということを忘れてはならないと思います。
ブログは蓄積型のコンテンツで、特に蓄積が少ないうちはすぐに結果が出る訳ではないですが、最終的な目的をまずは抑えることが、非常に重要なポイントとなります。
現場でお客さまからよく質問されることをベースにする
目的はわかったけど、実際にはブログは何を書けば良いのかがわからない方も多いと思います。実際に当社でもそういったご質問をいただきますが、当社では「お客さまからよく質問されること」をテーマに書くことをお勧めしています。
当社のブログ、「日々の仕事」のカテゴリにおいては、全ての記事とまで言い切れませんが、ここを強く意識しています。
理由としては、実際に質問をするという行動に移されるお客さまはごく一部で、同じような疑問を感じているお客さまが背後にたくさんいると思うからです。その中には、まだ自社のお客さまとなっていない多くのネットユーザも含まれています。
実際にはユーザが能動的に検索しているのですが、視点を変えれば自社のことを知らない多くのユーザにアプローチしているというように捉えることもできます。そのような方が自社のことを知り、ホームページの他のページも見て自社を認知する。さらには問い合わせをするといった、新規顧客開拓といった役割を持っています。
一方、既に自社のサービスや商品を購入している既存のお客さまには、継続して役に立つ情報を発信することで、単なるいち顧客から徐々に徐々に会社のファンになっていただくようアプローチを行っていることになります。
検索上位にひっかかるキーワードを自らネット上に散りばめている
ここまで読んでいただいた方はお気づきの方もいるかもしれませんが、ブログでよくある質問をテーマとして記事をアップすることは、自然とユーザが検索するであろうキーワードを自らネット上にちりばめている、種まきをしているということになります。
つまり意識せずとも、検索結果において上位表示されるよう自らSEO対策を行っていることになります。
さらに意識的にSEO対策をすると良い
ブログをアップすることに慣れてきたら、今度は意識的にSEO対策に取り組むのが良いと考えています。例えばよくある質問の中に隠れてる、ユーザが検索するであろうキーワードを、ページタイトルや見出しに意識的に入れるなどです。
現在はコンテンツの内容が有益かどうかということがより重視されてきていますし、Googleもそのよう旨の情報を発信しているので、このような手法の重要度は下がってきていることは間違いです。
それでもなお、ページタイトルや見出しといった部分にキーワードを入れるといった技術的な手法は、今でも検索結果を左右する比較的大きな要因だと感じています。
まとめ
まずはしっかりと情報発信の意味を抑え、納得した上でブログを進めていくことが最初のステップになると考えています。実際の記事については、スタート時は特に、現場でお客さまからよく受ける質問をベースに書いていくことを意識すると良いと思います。
当社もこのように実際にブログを配信しているので、ブログを書く大変さは理解しています。だからこそ目先のアクセス数の増減などに惑わされず、目的を見失うことなく取り組むことがより重要です。
この記事を読んでいただいているユーザの方と一緒に継続していければと思っていますし、少しでも参考になれば嬉しく思います。
「日々の仕事」ブログでは、ホームページ制作の現場において実際の出来事や気づきなどのお役立ち情報を発信していますので、ぜひ他の「日々の仕事」も合わせてご覧ください。
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