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ドメイン移管とは? | トラブルなくドメイン移管を完了させるために、移管の流れや移管前の注意点など詳しく解説

この記事に辿り着いたということは、ホームページ保守・管理をお願いしている委託先を変更する、もしくは今のホームページを作成してくれたWeb制作会社とは違う制作会社で新しいホームページを作成することになった、など何らか動きが出すタイミングではないかと思います。

同時にドメイン管理も既存の委託先から変更する必要がでてきて、慌てて「ドメイン移管」について調べ始めた、といったところではないでしょうか。

この記事では、企業規模〜50名程度のWeb担当者、企業規模〜20名程度の経営者、個人事業主にの方に向けて、ドメイン移管とは何か?ドメイン移管の流れや、ドメイン移管時の注意すべきポイントなどについて解説していきます。

ドメイン移管とは?

そもそもドメイン移管とは何でしょうか?簡単に言うとドメインを契約しているドメイン管理会社を変更することです。ちなみにドメインの管理会社の有名どころとしては下記のような会社があります。

  • お名前.com
  • ムームードメイン
  • バリュードメイン
  • スタードメイン
  • Xserverドメイン

ドメイン移管とは、例えばドメインの管理会社をお名前.comからムームードメインに変更することをと言います。

ドメイン移管が必要な時はどのような時が想定されるか?

ドメインを自社で直接契約している場合は、基本的にドメイン移管を行うことはないはずです。少なくても当社ではそのようなクライアントは見たことありませんし、周りで聞いたこともありません。では、どのような状況でドメイン移管が必要になるのでしょうか?

それはドメインの契約や更新、支払いといったドメインの管理を、ホームページを作ってもらったWeb制作会社など外部の企業に委託していて、今後ドメイン管理会社の変更が必要になるケースです。具体的には下記のようなケースが考えられます。

  • 既存のホームページをフルリニューアルしようと考えているが、新しいホームページは今のホームページを作ってもらったWeb制作会社ではなく、別のWeb制作会社に依頼する場合(ホームページを作ってもらった制作会社にドメイン管理も委託するケースも多いです)
  • ホームページの更新や保守・管理を外部にお願いしているが、その委託先を変更する場合
  • ドメインの管理を外部に委託していたが、これからは自社で管理する場合

単に現在ドメインの管理を外部に委託しているからといってドメイン移管が発生する訳ではなく、委託先を変更する、もしくは自社で管理する場合にドメイン移管が発生します。

ドメイン移管の流れ

大きく分けて2つのステップになります。まずは既存のドメイン管理会社でドメイン移管に必要な確認を行い、その後新しいドメイン管理会社でドメイン移管の申請手続きを行います。ここからは、それぞれのドメイン会社での必要な手順について解説していきます。

ドメイン管理会社によって手順が若干変わる可能性がありますが、おおよその流れは同じです。

※ここでいうドメイン管理会社とは、ドメインを管理している委託先ではなく、先に触れたお名前.comやムームードメインなどを指します
※ドメインの管理を外部に委託していることを前提にして話を進めます。

既存のドメイン管理会社での手続き

Whois情報の公開代行サービスの解除

Whoisとはドメイン所有者情報のことで、名前、電話番号、住所などの登録情報がこれにあたります。この所有者情報は一般公開するよう義務付けられているため、誰でも自由に閲覧できます。しかし、このような個人情報を公開したくない所有者も多いため、所有者に代わって、各ドメイン管理会社の情報を公開する代行サービスがあります。

ドメイン移管の手続きの際の連絡は、Whoisに設定しているメールアドレスに届くため、そのまま進めてしまうと必要な情報がいつまで経っても届きません。そのため、ドメイン移管を行う前にはこの公開代行サービスを解除し、本来の所有者情報を公開する必要があります。

ドメイン取得日と更新日の確認

ドメイン取得してから60日経過していないとドメイン移管はできません。そのため、ドメインの取得日がいつか確認しましょう。ドメインを取得してすぐにドメイン移管をするケースは稀だと思いますので、むしろ更新日の方を特に気をつけていた方がよいと思います。

ドメインの更新日がギリギリの場合、ドメイン管理会社からドメイン移管を拒否されることがあるため、更新期限まで最低でも1ヶ月ほどは余裕を見て進めることをおすすめします。

ドメイン移管ロック(レジストラロック)を確認する

ドメイン移管ロック(レジストラロック)とは、不正なドメイン移管を防止するサービスです。このドメイン移管ロックがかかっているとドメイン移管の申請ができませんので、ロックがかかっていないか確認しましょう。ドメイン管理会社によっては、自動的にロックがかかる設定になっているので、ロックがかかっている場合はロックを解除します。

AuthCode(オースコード)を確認

AuthCode(オースコード)とは、不正なドメイン移管を防ぐために使用されるコードのことで、新しいドメイン会社がドメイン移管の申請を行う際に必要となります。AuthCode(オースコード)は既存のドメイン管理会社が発行するものとなりますので、事前に確認しておきます。

新しいドメイン管理会社での手続き

既存のドメイン管理会社からAuthCode(オースコード)を入手する

ドメイン移管の申請の際にAuthCode(オースコード)が必要となりますので、事前に既存のドメイン管理会社に確認し用意しておきます。

ドメインの移管申請を行い、移管費用を支払う

新しいドメイン管理会社の管理画面上でドメイン申請を行います。この時、用意しておいたAuthCode(オースコード)を入力します。その後、管理画面の流れに沿って移管費用の支払いを行うと、移管作業が開始されます。

ドメイン移管手続き完了

問題なく移管申請が進むとドメイン移管が完了となります。ドメインの種類やドメイン管理会社の手続きによって変わりますが、完了までの期間としては1〜2週間くらいを目安として見ておくとよいでしょう。

ここまでドメイン移管の流れについて詳しく説明しましたが、ドメインの管理を外部委託していて、この先も外部企業に委託する場合は、これらの作業は基本的に委託先がそれぞれ行うため、全てを把握する必要はありません。

しかし、既存の委託先にドメイン移管を行いたい旨の連絡を入れたり、AuthCode(オースコード)を入手するために連絡を入れたり、2社の間に立って連絡のやり取りをする必要が出てくるケースがあります。

しかし、このドメイン移管に関しては、難しくてよく分からないと感じる方も多いのではないかと思います。今後も引き続き外部企業に委託する場合は、既存の委託先とのやり取りも新しい委託先が代行してくれることもあります。

別途費用はかかるかもしれませんが、確実にドメイン移管を完了させるためにも、既存の委託先とのやり取りも含めて全て代行してもらえないか相談してみることをおすすめします。

ドメイン移管を行う時に注意すべきこと

ドメイン移管はドメイン取得後60日必要

ドメイン移管は、60日経過していないと移管作業ができません。そのため、ドメイン取得日について60日以上経過しているか、確認が必要です。

ドメイン移管を行う期間に余裕を持つ

ドメイン移管の申請から完了まで1〜2週間くらいかかることが多いので、ドメインの次回更新までの期間はギリギリにならないようにしましょう。ドメイン管理会社によってはギリギリの場合、ドメイン移管を拒否されることがありますので、最低でも更新までは1ヶ月以上の余裕を持つことをおすすめします。

もし1ヶ月を切ってしまっているようでしたら、更新をしてからドメイン移管をすると良いでしょう。

既存のドメイン管理の委託先には丁寧に依頼する

現在ドメインの管理してもらっている委託先には、より意識的に丁寧に接することが大切です。なぜなら、委託先を変えることは、既存の委託先にとっては仕事を失うことを意味するからです。

委託しているということは、管理費などの名目で、委託先に費用を支払っているはずです。委託先からすれば、それは売り上げです。仕事を失うことに対して悪く思わない企業もあるでしょうが、少なくとも良く思う企業はないはずです。

そのため、今まで委託してもらっていたことに感謝を示しつつ、移管の手続きを進めるにあたっては丁寧に依頼することが重要です。特に既存の委託先との関係が悪くなってドメイン移管をする場合、ドメイン移管の手続きを進めてくれないなど、トラブルが起こる可能性がありますのでより慎重な対応が求められます。

サーバも一緒に移管する場合

サーバーの管理も委託していて、サーバーも一緒に引っ越しする場合は、特に注意が必要です。多くの場合、Webサーバーとメールサーバーは同じサーバーで運用していることが多く、サーバーを移管するとなると必然的にメールサーバーも引っ越しすることになります

メールアドレスはそのまま使用できますが、メールサーバーを引っ越す場合、サーバー上でのメール設定、またメールソフトなどへのサーバー情報の設定が発生するなど、メールを引き続き使用するには各種設定が必要となりますので、注意が必要です。ちなみに、ドメイン移管だけであれば、この設定は不要です。

こちらに関しては「サーバの変更(移管)に伴うメール移行 | 正しい移行手順と注意点」で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

ドメイン移管に似ているドメイン譲渡について

この記事ではドメイン移管についてお伝えしてきましたが、似たようなものにドメイン移譲というものがあります。こちらはドメイン管理会社によって名称が違います(ドメイン譲渡、ID付け替えなど)が、この記事ではドメイン譲渡という言葉を使い説明を続けます。

ドメインの所有者を変更する点ではドメイン移管もドメイン移譲も同じですが、ドメイン移管はドメインの管理会社が変わることを意味します。冒頭でも少し触れましたが、お名前.comからムームードメインへ変更することです。

一方、ドメイン譲渡とはドメイン管理会社は変わらないが、ドメインの所有者が変わることを指します。例えば既存の委託先がお名前.comでドメインを取得・管理していて、新しい委託先も引き継ぐドメインをお名前.comで管理する場合です。このような場合は申請方法が変わってきますので、間違えないよう注意が必要です。

ドメイン移管が必要な今このタイミングが、今後のドメイン管理について見直す良い1つのタイミング

今までドメインの管理を外部に委託して、何らかの理由で委託先の変更する場合、これから先もアタ悪しい外部企業に委託することを考えている企業が多いと思います。しかし、この記事で解説してきたように、委託先を変更する度にドメイン移管や、ドメイン譲渡の手続きが必要となり非常に面倒です。

もちろん外部委託するメリットもありますが、自社にとって大きなデメリットもあります。そのことを理解した上で、今後も引き続き外部に委託するかどうか、判断いただきたいと当社では考えています。

当社としてはドメインは自社で管理することをおすすめしていますので、今まで委託していた企業から変更する場合、これから先は外部に委託するのではなく、自社で管理することも検討する良いタイミングだとと考えます。

ドメインを自社で管理するか、外部委託するか、それぞれのメリット・デメリットについて、別記事「サーバーやドメインの管理を自社で行うか、外部委託するか | Web制作会社目線でそれぞれのメリット・デメリットを解説」で詳しく説明していますので、合わせてご覧ください。今後のドメインの管理についてどうすべきかのヒントになると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ドメイン移管とは何か?また注意すべき点など、理解が深まったのではないでしょうか?ドメイン移管はめったに行うものではないので、分からないことが多くて当然です。

この記事を読んだからといって全てを理解し、対応することは難しいかもしれません。そのため、これから先も外部委託する場合は、新しい委託先と一緒に手続きすることをおすすめします。

もし、今後も外部に委託することを検討しているが、まだ委託先が見つかっていないようでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせフォーム、もしくはお電話(04-2000-8162)でご連絡ください。

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