続:痛恨のcanonical設定ミス
先日、「痛恨のcanonical設定ミス」というタイトルで、実際の当社のミスについて赤裸々に書きましたが、その後変化があったのでご報告します。サイト立ち上げ直後のために、ただでさえページ数が少なく精魂込めて作ったページは1ページも無駄にしたくないという思いから、設定ミス発覚後は毎日のようにGoogle Search Consoleを見てはインデックスされていないことに落胆し、ブラウザで特別構文検索「info:」で検索しては何も表示されず、やはりインデックスされていないと落胆するという毎日を送っていました。
しかし、今日ようやくインデックスされていることが確認でき、めでたく続編のブログを配信するに至りましたので、今までの振り返りを含め経緯を報告したいと思います。
[ 目次 ]
canonical設定ミスから今日までの経緯の振り返り
- 1月10日:canonicalの設定ミスしていることに気づかず本番公開
- 2月10日:設定ミスに気づく
- 2月20日:インデックス未登録が続くためGoogle ウェブマスターヘルプフォーラムへ投稿
- 3月1日:canonical設定ミスを正直に告白するブログを投稿
- 3月1日:「info:」で2ページがインデックスされていることを確認
- 3月8日:「info:」で残りの2ページもインデックスされていることを確認
という経緯を辿り、晴れてこの記事を投稿するに至りました。 ここから先はそれぞれの経緯をもう少しに詳しく深掘りして報告します。
1月10日:canonicalの設定をミスしていることに気づかず本番公開
当たり前ですが、ミスに気づいていなかったので、そのまま公開。具体的には、下記4つのページのcanonicalを全てhttps://spin-thread.co.jp/company/に設定し、そのままゴーしてしまう。
- 代表メッセージ:https://spin-thread.co.jp/company/message.html
- 会社概要:https://spin-thread.co.jp/company/outline.html
- ビジョン、経営理念、事業理念:https://spin-thread.co.jp/company/idea.html
- このようなお客さまとつながりたい:https://spin-thread.co.jp/company/hope.html
2月10日:設定ミスに気づく
ホームページ公開後、Google Search Consoleでちょくちょく確認していたが、他のページが着実にインデックス登録されているのに上記4ページが一向にインデックス登録されず、これはおかしいと思いデータを確認。そこで初めて、設定をミスしていたことに気づく。設定は意図しない人的ミスだったが、Googleにインデックス登録されなかったのは、ある意味Googleには正しく認識されていたことは皮肉だった。その後、canonicalを修正し、毎日のようにGoogle Search ConsoleのURL検索にてインデックス登録をリクエスト。
2月20日:インデックス未登録が続くためGoogle ウェブマスターヘルプフォーラムへ投稿
インデックス登録をリクエストし、xmlサイトマップを新たに作成し送信しても全く変化なし。「もうこのまま登録されないのではないか?」なんて考えもよぎるが、冷静になりGoogle ウェブマスターヘルプフォーラムへ助けを求め投稿。URL検索やxmlサイトマップの再送信など、やれることはやっているので後は待つしかないという回答をもらい、ただただインデックス登録を祈る日々が始まる。
3月1日:canonical設定ミスを正直に告白するブログを投稿
多少の迷いもあったが、同じようにcanonicalの設定をミスした担当者が、気づいて修正してからインデックス登録されるまでにどのくらいの時間がかかるのか?という気を揉むような精神状態に少しでも役立てればと思い、canonicalの設定ミスを赤裸々に告白し、その後の経緯を追っていくという内容のブログを投稿。
3月1日:「info:」で2ページがインデックスされていることを確認
ブログ投稿の同日、ブログを書き終えてからGoogle Search Consoleの管理画面上を確認すると、引き続き「インデックス未登録」という私たちにとっては冷酷な宣言を突きつけられていたが、特別構文検索「info:」で検索すると、なんと「代表メッセージ」と「会社概要」がインデックスされていることを確認。そして小さくガッツポーズ。
2月20日にGoogle ウェブマスターヘルプフォーラムへ投稿してからは、正しい行動は取れていると確認できたこと、またそもそもSearch Console ヘルプでは「クロール済み – インデックス未登録」という結果は、「今後、インデックスに登録される可能性がありますが、登録されない可能性もあります。この URL のクロールのリクエストを再送信する必要はありません。」とあることから、URL検索にてインデックス登録をリクエストすることは控えた。といっても、完全に控えたわけでなく「それでもやれ!もっとやれ!!」という心の叫びに負けて2回ほどリクエストを行う。
3月8日:「info:」で残りの2ページもインデックスされていることを確認
そのままなにもせず待つ日々が続くも、ようやく本日残り「ビジョン、経営理念、事業理念 」と「このようなお客さまとつながりたい」の2ページがインデックスされていることを確認。相変わらずGoogle Search Consoleの管理画面上ではインデックス未登録という、冷酷な宣言を突き続けられているものの、晴れてこのブログ記事の執筆に取り掛かる。
まとめ
このような経緯を辿ってきましたが、当初はミスに気づいて修正したらすぐにインデックス登録されるだろうとたかをくくっていました。が、なかなか登録されず焦りを感じました。しかし、こうやって無事確認できてホッと胸をなでおろしています。
話で聞いたり、ネット上やGoogle ウェブマスターヘルプフォーラムでも同じようなこともたくさん書かれていますが、実際のデータとGoogle Search Consoleのデータには、かなりタイミングに差異がある(遅れている)ということを改めて感じました。
いち早く確認したいという場合、他に調べる方法があればGoogle Search Consoleを待つだけでなくどんどん自ら調べていくことが、自身の精神衛生上にも良いですね。設定ミスして焦っている担当者の方が、このブログを見て少しでも精神衛生の向上にお役に立てれば嬉しいですね。
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