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ホームページ更新の重要な考え方 | ホームページを更新する前に押さえておくべきポイントを現場目線で解説

公開後のホームページ更新は現在のWeb業界では必須事項です。ホームページの新規作成やリニューアルの公開はあくまでもスタートラインです。公開を目的にしてしまうと痛い目に合います。なぜなら新しいホームページを用意してもまったく問い合わせがないなど、反応が皆無といったことが起こり得るからです。公開後のホームページの運用が、ビジネスに貢献していくホームページへと育つか否かの大事なポイントになります。

今回の記事を書き進めるにあたり、まずホームページの更新の定義をしなければなりません。この記事内では、例えば提供するサービスの内容が新しくなったから既存のサービスページの内容を変更するといったことではなく、ブログなどユーザーにとって有益な情報を発信し、ページを増やしていく更新をメインに話を進めていきます。

この記事を読み終わる頃には、なぜ更新が必要か?更新において注意すべき点など、ホームページ更新における重要な考え方のポイントを理解することができるでしょう。

ホームページの更新がなぜ必要なのか?その重要性を理解する

「なぜそもそも更新が必要なのか?」と疑問を持たれる方もいると思います。必要性について結論を簡潔にお伝えすると、更新をしないホームページでは見込み客からの問い合わせや資料請求といった反響を得ることができないからです。

マーケティング戦略におけるホームページの位置付け、つまり重要度は企業によって違いがあるとは思いますが、ほとんどの場合、ホームページは自社のビジネスに貢献するために作成したはずです。にも関わらず、ホームページの更新をしないことは、目的の達成は極めて困難であることを意味します。ホームページで効果を出すためにも、更新を実際に行なっていく前にしっかりとその意味を理解する必要がありますので、理解したいと考えている方はこのまま読み続けていただければと思います。

ホームページの更新はアクセス増加への施策になる

ホームページの更新は見込み客になり得るユーザーに対して役に立つ情報を発信していくため、ユーザーが検索する可能性が高いキーワードの種まきを自然と自ら行うことなります。つまり、種をまいたキーワードがユーザーの検索にヒットすると、トップページだけでなく記事そのものがホームページへのアクセスの起点(入口)となります。つまり記事が増えれば増えるほど、検索されるキーワードの種がまかれていき、ホームページへのアクセス増加に繋がります。

この記事を書くというアクションは自社でコントロールできることです。検索に引っかかるかどうかはユーザーの行動あってのことなのでコントロールできない部分ですが、この種まきに関しては自社でコントロールできます。つまり誰でもチャンスがあるということです。ここは見逃してはいけないポイントだと思います。

ブログなどの情報更新はホームページの資産の積み上げと言われます。なぜ積み上げと言えるのかというと、ユーザーに価値ある情報と判断されると公開直後だけでなく、時間が経過しても検索上位に表示されホームページへのアクセスを集め続けることができるからです。具体的に当社の例で言えば、2019年1月に公開し4年以上経っても評価し続けられてアクセスを集めるブログがあります。

情報は鮮度が大事ですが、検索結果においては鮮度よりもコンテンツの内容の方が重視されることを示していると言えます。だからといって、もちろん鮮度は重要でないということではありません。公開した記事も定期的に見直し、内容が古くなったようであればリライトを行い、情報の鮮度を保つことは重要です。そしてきちんとそのようなことに取り組むことが、評価を持続させることに繋がるでしょう。

さらに一度作ったページは削除しない限りなくなることはありません。評価を得続けることができれば、一時的な効果で終わることなく半永久的にアクセスを集めてくれます。このようなことが「ブログなどの情報更新はホームページの資産の積み上げ」と言われる所以であり、その意味も理解いただけたのではないかと思います。

一方、広告について考えてみるとどうでしょうか。当たり前ですが、お金をかけている間は広告が表示されますが、支払いを止めれば表示されなくなります。つまりブログなどのように積み上げにはなりません。ホームページの更新と広告は資産の積み上げという点では全く別物になります。

ホームページの更新は検索エンジンに評価されやすくする

頻繁に更新されるホームページと、全く更新されないホームページとでは、どちらのホームページを見てみようと思うでしょうか。どちらのホームページの方が企業として信用できそうと思うでしょうか。おそらく余程のひねくれ者ではない限り前者のホームページですよね。

検索エンジンとは、インターネット上に存在する情報を検索するためのシステムです。もう少し詳しく説明すると、クローラーというプログラムを使って世界中のホームページの情報を自動的に巡回・収集します。そして収集した情報をデータベースに登録し、ユーザーがキーワードを入力した際に適切なページを表示させる重要な役割を担っています。

この検索エンジンはユーザーが良いと評価するホームページを高く評価しますし、ユーザーが評価しないようなホームページは検索エンジンも評価しません。

つまり、更新をしっかり継続していくことでユーザーに評価され、その結果検索エンジンにも評価されることになり、結果的に検索結果でも上位に表示されやすくなる。つまり、アクセス数の増加につながるというのが大枠の考え方です。

ホームページを更新することで企業に対するイメージ低下を抑える

検索エンジンの箇所でも同じようなことを触れましたが、あるホームページを訪問した時、お知らせの欄が「ホームページを公開しました!」というタイトルの記事が1つあるだけで、しかもそれが3年前のものだったとしたらどのように感じますか?

まず、10人中9人(いや10人中10人と思いたい)は「このホームページは全然更新されてなくて、ホームページに力を入れていないんだな。大した情報もなさそうだな」と思うのではないでしょうか?少なくても再び訪問したいとは思わないでしょう。

そればかりか「管理が行き届いていないんだな。サービスを購入してもサポートをしっかりしてくれない企業かもしれない」など、ホームページ自体だけでなく、企業への心象も悪くする可能性すらあります。

感じる具体的な内容については人それぞれ違うかもしれませんが、ほとんどの方はマイナス感情を持つのではないでしょうか。少なくともプラスのイメージを持つことはあり得ません。

ここでお伝えしたいのはユーザーのマイナス感情をプラスにしましょうということでなく、まずはマイナスの印象を可能な限り与えないということをお伝えしたいのです。一度持ったイメージは簡単に覆すことができません。そのため、最低でもマイナスの印象をユーザーに与えない状況を作ることが重要で、そのためにもホームページ更新は必須だと当社では考えています。

どんなに評判が良く自社としても納得いくホームページを作っても、更新しなければ徐々に評価は下がっていくばかりで、当初貯金していたプラスの印象もある時を堺にマイナスに突入することになります。これは絶対に防がなければならないことですよね。

このようにホームページ更新には更新する理由があります。こまで読み進めていただいただけでも、更新の重要性をご理解いただけたのではないでしょうか。

ホームページの更新は滞りやすいものと理解する

専門知識がなくても更新できる仕組み(CMS)をせっかく導入しても、それでもなかなか更新できないクライアントもいます。これはことさら珍しいことではなく、Web業界ではよくあることの一つと言えます。現場でこのようなことを目にしてきた立場でお伝えできることは、ホームページの更新は楽ではないということです。

当社でもブログを更新しているので、「労力がかかって大変」「文章を書くのが面倒」「もっと楽に更新したい」といったクライアントの気持ちは痛いほど理解できます。事実これらはホームページの更新が滞りやすい理由でしょう。ただ1つ押さえておいていただきたいことは、実は自社だけでなく、そもそも他の企業でも滞りやすいものであることです。ここをまずは理解しておいた方が良いと思っています。

そこでここから先は、自社でホームページの更新を行う場合、次に外部にホームページの更新を依頼する場合、それぞれの更新が滞るケースについてお伝えしていきたいと思います。

自社でホームページの更新を行う場合

社内の人的リソースが足りずホームページの更新が滞る

ある程度の規模がある企業であれば、販促チームやWebチームがあり専任のWeb担当者がいますが、数名〜30名ほどの企業では専門のWeb担当者がいることは稀です。

みなさんWeb担当者といっても、社内のスタッフの中で少しだけIT系に詳しいというだけの理由で抜擢されるケースも多いものです。そういった方の多くは本業の仕事を抱えながら兼任で担当されており、専門のWeb担当者という方はほぼいません。

兼任で担当されている場合、メインである本業に時間が取られてしまい、どうしてもホームページ更新に割ける時間が少なくなり更新が滞ってしまう傾向があります。

この想定されるケースをクリアするための方法としては、まずはホームページの更新は重要な業務の1つだと会社全体で捉えることです。具体的にはホームページの更新に関する業務時間をしっかり確保することです。

この記事はWeb担当者だけでなく経営者の方にも向けて書いていますが、経営者の方にお伝えしたいこととしては、特に専任でなく兼任でWeb担当されている方には、本業と同じようにホームページ更新に関する業務の優先度を上げていただきたいと思います。

読んでくれているあなたがいちWeb担当者であれば優先度を自分で決めることは難しいかもしれないですが、ぜひ諦めずに上司や経営層にホームページ更新の重要性を自らも伝える努力をしていただきたいと考えています。

ホームページの公開が目的になってしまっている

これは特にホームページの新規制作やフルリニューアルの公開直後に起こりがちです。意識的ではないにしろ、ホームページの公開がゴール(目的)になっていることがその理由です。

プロジェクト期間中はずっと社内調整やWeb制作会社とのやり取りなどが続き、公開でホッとしてしまって、更新にまで頭が回りません。プロジェクト期間中、Web担当者としての業務負担が大きければ大きいほど、燃え尽き症候群のようにこのようなケースに陥る可能性が高いものです。

これはWeb担当者個人だけではなく、会社全体でもホームページをやっと公開できたという安堵感に包まれるケースがあるので、特に注意が必要です。

こうした状況を避けるためには、ホームページ制作の時点から公開後の更新について事前に話し合う必要があります。具体的にはどのような情報を発信するか、その頻度はどのくらいか、更新体制はどうするかなどです。こういったことを事前に想定しておけば、公開がゴールとなってしまいその後の更新は何もしないといったことは避けられるでしょう。

もし既存のホームページを運用していながら更新についての何も方針がないのであれば、今からでも遅くありませんので、今後のホームページの更新について社内で話し合い方針を決めるべきです。具体的なことは先ほど書いたものと同じで構いません。今気づいたのであれば、今始めるべきです。そうすれば今できる状況の中で、一番早くスタートできたと言えるのではないでしょうか。

当社では新規制作やフルリニューアルのお仕事をお受けした際には、公開後の更新に関してはしっかりと意識いただけるよう説明することを大切にしています。

Web制作会社など外部にホームページの更新を依頼する場合

費用がかかることがネックになりホームページの更新されない

やはり費用面がネックになり更新をためらってしまうクライアントはあります。費用面がネックになるのであれば、自社で更新するしか方法はないのですが、自社ではリソースが足りない…といったジレンマを抱えるケースも少なくありません。

ここでは外部に更新を依頼する際の費用面について少し説明しておきたいと思います。

Web制作会社など外部パートナーにホームページの更新を依頼する場合、当然費用がかかります。更新頻度が高い、または更新内容が複雑であればあるほど、更新費用も比例して高くなっていきます。

ホームページ更新の契約形態としては月額5万円など毎月一定額を支払う月額制と、更新の度に支払う都度払いがあります。

毎月一定の更新を行う予定がある場合は、更新内容と頻度をWeb制作会社に伝え月額制にした方が良いと思います。一般的には都度更新の方が割高になってくるためです。Web制作会社側としては毎月お付き合いしているのであれば、設定した作業時間より多少オーバーしても対応してしまうこともあります(これはWeb制作会社ごとの判断であり、必ず柔軟に対応してくれるということではありません。その点注意ください)。このように依頼側として費用や作業時間の面で得をすることが多いと思います。

当社では月額制・都度払いのどちらのプランもご用意しています。気になるようでしたら、ぜひ料金表ページのメンテナンス料金表をご覧いただければと思います。

もし、公開してから更新費用について社内で揉めてしう場合は、そもそもホームページの設計段階でWeb制作会社を含め、公開後の更新についての議論が抜け落ちています。

本来であれば、ホームページ作成の段階で、公開後の更新はどのようなページをどのくらいの頻度で更新するか、など想定しておくべきです。想定した結果、もし外部に依頼するのであれば年間予算をどの程度確保するかなど、先手先手で動くことができます。公開してからホームページの更新について慌てることがないようにしましょう。

ホームページ更新に時間がかかる

自社としてはすぐにでも情報を更新していきたいと思っても、外部のWeb制作会社に依頼している分、どうしてもタイムラグが発生します。ここにWeb担当者としてストレスがかかる可能性があるので注意が必要です。

特に依頼してから反映するまでの作業日数について事前に取り決めをしておかないと、依頼側とWeb制作会社側で認識のズレが出てくる可能性があります。あくまでも例としての話ですが、依頼側は即日対応してくれるものと思い込んでいたが、Web制作会社は3営業日以内の対応といった認識のズレです。

こうしたことがきっかけとなり関係が悪化し、依頼しづらくなってしまい結果的に更新が滞るケースもあるので注意が必要です。実際にそのような不満を抱えられて、当社に更新業務を変更されたクライアントも数社あります。

外部にお願いする場合、事前に費用だけでなく更新作業にかかる日数等を確認しておけば防げる問題です。

仮に更新に時間が希望しているよりかかるようであれば、別の対応策を取ることができますし、いずれにせよ依頼してから「こんなはずじゃなかった」といったトラブルは回避できます。

運営側が発信したいことではなく、ユーザーが知りたいことを書く

失敗する典型的な例として挙げられるのが、ユーザーが知りたいことではなく、自社が伝えたいことを発信することです。誤解がないようユーザーについてもう少し丁寧に説明すると、ここでは「自社サービスを購入する可能性がある見込み客」を指します。いくらユーザーが知りたいことだからといって、自社サービスを購入する見込みがないユーザーをいくらホームページに集めても意味がありません。そのようなことから、まずは自社が提供するサービスの見込み客を明確にする必要があります。

誰に届けたいか明確に決まっていますか?

過去自社サービスを購入してくれた顧客、もしくは購入して欲しいと考えている理想の顧客はどのような特徴がありますか?本来このようなことを明確にしておく必要がありますが、言語化されていますか?

まずはここが出発点になります。「まさに自社サービスを購入するような顧客はこんな顧客」といったものを明確にはペルソナの設定が重要です。ペルソナとは自社サービスを購入するような典型的な顧客モデルのことです。もし明確に設定できていない場合は、早急にペルソナを設定することをおすすめします。

ユーザーが困っていることはなんですか?

ペルソナとなるまさに自社の見込み客となる可能性のあるユーザーが困っていること、つまり欲している情報は何か、具体的に把握しなくてはいけません。把握するための方法としては、実際にサービスを購入した既存客に直接ヒアリングするのが最も確実で手取り早い方法です。その方たちはもともとサービス購入前は見込み客だったわけで、購入前の不安や不満、失敗回避の心理をよくわかっています。

もし既存顧客に聞くことが難しい場合は、推測するだけでもよいでしょう。その場合、普段お客さんと接している営業を交えて意見交換すると、よりサービスを購入する確度の高い見込み客をイメージすることができると思います。

自社の見込み客について触れましたが、これらは本来ホームページを作る時に明確に設定すべきことです。もし見込み客について言語化されていないのであれば、必ず言語化しましょう。そしてブログなどのホームページの一部だけでなく、ホームページ全体を通して見込み客について意識してコンテンツを作ること、場合によっては見直すことをおすすめします。

当社ではホームページ制作のプロジェクトにおいてこのような見込み客の設定や、その見込み客が購入前に感じる不安や不満なども言語化していくプロセスがありますので、ぜひ言語化していきたいなどのご要望があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか?読み終えた今、なぜ更新が必要か?更新において注意すべき点は何か?といったホームページ更新における重要な考え方のポイントを理解することができたのではないでしょうか。この記事では運営側としての視点に立ち、更新の重要性や気をつける点を中心に書きましたが、最後に一番私が重要だと思っていることをお伝えして終わりにしたいと思います。

あなたが発信する記事はユーザーが抱える課題や不満、不安を解消する可能性があります。だから、見込み客となるユーザーにあなたが発信する記事を、ぜひ届けてあげて欲しいと思っています。

実際にはユーザーの姿を見ることはできませんが、自社のホームページに訪問してくれたユーザーが目の前にいると意識し、またユーザーの役に立つことができるポジションにいることを認識して情報を発信していただけたらと思っています。

「日々の仕事」ブログではホームページ制作の現場において実際の出来事や気づきなどのお役立ち情報を発信していますので、ぜひ他の「日々の仕事」も合わせてご覧ください。
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