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ホームページ更新 | 更新で得られる効果や方法、注意ポイントなどを丁寧に解説

ホームページの更新自体が重要だということは理解している。しかし、なぜ更新が重要なのか、どういったメリットがあるのか、どのようなポイントに注意すべきかなど、誰かに説明できるほどは分かっていない。

この記事に辿り着いたあなたも同じような状況で「ホームページの更新についてより詳しく知りたい!」という思いをお持ちなのではないでしょうか?

ホームページの更新について、自社で行うかWeb制作会社など外部の業者に依頼するか判断する必要がありますが、その点についても詳しく解説していきます。

外部に依頼する場合のWeb制作会社の選定ポイントについてもお伝えしますので、更新のことは理解しているが社内の担当者が退職してしまい今後はWeb制作会社など外部の業者に依頼する必要がある、もしくは以前から外部業者に依頼しているが、不満があり新しい業者を探す必要がある、といったWeb担当者の方にもお役に立てる記事となります。

[ 目次 ]

そもそもホームページ更新とは?

ホームページの更新とは、古い情報を最新のものに変更することだけを指すわけではありません。あなたの会社が提供するサービスを利用する可能性があるユーザー、つまり見込み客のお困りごと、不安や悩みといった課題、もしくはより良くしたいという欲求に応えるために、情報を新しく追加していくことも更新の重要な役割です

古い情報を新しいものに変えることは最低限の必須事項と考え、いかにユーザーの役に立つ情報を追加していけるか?がホームページ更新の肝になると考えるようにしましょう。

ホームページ更新はなぜ必要なのか?ホームページ更新で得られる4つの効果

ホームページは作って終わりではありません。公開後、定期的に更新をしていく必要がありますが、この章ではなぜホームページの更新が必要なのか?更新で得られる効果について詳しく解説していきます。

ホームページ更新はアクセス増加に繋がる

まず1つ目の効果はアクセスの増加が見込めることです。特に事例やお客さまの声、ブログページなどは見込み客になり得るユーザーが求めるコンテンツであること、そのようなコンテンツを新しく追加していくことは、ユーザーが検索する可能性が高いキーワードの種まきを自然と行っているようなものだからです。

この種まきの効果がで始めると、トップページだけでなく更新したページもアクセスの起点(入口)となってアクセスが増加し始めます。つまり、ページが増えれば増えるほど、それに比例するように検索されるキーワードも増え、結果的にホームページへのアクセス増加に繋がります。

検索にどれだけ引っかかりアクセス数が増えるかどうかは、あくまでも結果でしかありません。結果はユーザーの行動あってのことなのでコントロールできませんが、ページを追加していくことは完全に自社でコントロールできることです。つまり誰でもどの企業でもチャンスがあるということだと当社では考えています。ここは見逃してはいけないポイントです。

また、事例やお客さまの声、ブログなどの情報更新はホームページの資産の積み上げと言われます。その理由は、ユーザーにとって価値があるとGoogleに判断されれば、公開直後だけでなく時間が経過しても検索上位に表示され、ホームページへのアクセスを集め続けることができるからです。

実際に当社では、2019年1月に設立して初めて書いたブログ記事は公開して5年以上経った今(2024年10月現在)でもアクセスを集め、そして問い合わせ獲得に貢献しています。

情報は鮮度が大事ですが、検索結果においては鮮度よりもコンテンツの内容の方が重視されることを示していると言えます。だからといって鮮度は重要でない、ということではありません。公開した記事も定期的に見直し、内容が古くなったならばリライトを行うなど、情報の鮮度を保つことは重要です。こうした地道な作業にもきちんと取り組むことが、評価を持続させる秘訣です。決して一発逆転するような魔法はありません。もしそういった幻想を抱いているようでしたら、今ここで捨て去ってください。

さらに一度作ったページは削除しない限りなくなることはありません。評価を獲得し続けることができれば、一時的な効果で終わることなく長い期間にわたりアクセスを集めてくれます。このようなことが「ブログなどの情報更新はホームページの資産の積み上げ」と言われる所以であり、その意味も理解いただけるのではないかと思います。

ホームページ更新は検索エンジンに評価され検索順位の向上に繋がる

2つ目の効果は検索順位の向上に繋がることです。

検索エンジンとは、検索システムです。クローラーというプログラムを使って世界中のホームページを巡回し、インターネット上に存在する膨大の情報を集め、データベースに登録します。そして、ユーザーが入力したキーワードからユーザーが求めている内容を推察し、関連性が高いページを自動的に抽出し、検索結果一覧に表示する検索システムです。

この検索エンジンは、定期的に更新されていて、かつ新しい情報を掲載しているホームページを評価する傾向があるため、ホームページの更新は検索順位の向上に繋がると言えます。その結果として、1つ目の効果であるアクセス増加にも寄与することになります。

ここであなたに質問です。頻繁に更新されるホームページと、全く更新されないホームページとでは、どちらのホームページを見てみようと思うでしょうか?どちらのホームページの方が企業として信用できそうと思うでしょうか?
おそらく余程のひねくれ者ではない限り前者のホームページですよね。

ユーザーの評価が高いホームページは検索エンジンも高く評価しますし、逆にユーザーが評価しないようなホームページは検索エンジンも評価しません。

つまり、更新をしっかり継続していくことでユーザーにも検索エンジンにも評価されることになり、結果的に検索結果でも上位に表示されやすくなる。つまり、アクセス数の増加につながるというのが大枠の考え方です。

ただし単に更新頻度が高ければ良いという訳ではありません。中身がないコンテンツをいくら増やしてもユーザーから評価されることはありませんので、その点ご注意ください。あくまでもユーザーが求める情報を更新する。この視点が抜け落ちた更新は全く効果がでないことを頭に入れておきましょう。

ホームページを更新することで最新情報を伝えることができる

3つ目の効果は、定期的に更新することでホームページを最新の情報に保つことができることです。基本的に公開してから時間が経てば経つほど、ホームページは古くなっていきます。古い情報は新しい情報に書き換えていくことが必要なことは説明するまでもないですよね。

例えばサービス詳細ページにおいて、公開した当初からサービス内容が変わっているのであれば、当然ながら情報をアップデートしなければなりません。もし更新しなければユーザーは掲載されている情報が正しいと思い、その情報に基づいてサービスを利用するか検討しますが、もし内容が古かったらどう感じるでしょうか?積み上げた信頼を一気に失いかねません。場合によっては大きなクレームに発展することもあるでしょう。

サービスが変わっているのに情報を更新しないことは、理由はどうあれユーザーのことを考えない自社都合の考えの表れでしかありません。ターゲットユーザーのために用意するのがホームページの本来の姿です。そのためにも常に正しい情報を伝えるようにしましょう。

ホームページを更新することで企業に対するイメージ低下を抑える

4つ目の効果は自社の企業イメージの低下を防ぐことです。3つ目の「ホームページを更新することで最新情報を伝えることができる」に関連しますが、情報が古いままのホームページは、訪問してくれたユーザーの心象を悪くします。

例えば、お知らせやブログの日付が1年前のままで止まっていたらどう感じるでしょうか?「ホームページの更新にあまり力を入れていないんだな」と印象を持つ方が多いのではないでしょうか。

実際には質の高いサービスを提供していたとしても、お客さま対応やサービス自体もあまり良くないかもしれない、といったことまで考えてしまうユーザーもいるかもしれません。こうしたイメージ低下のリスクを防ぐことが期待できます。

もちろん日付が古くても気にしないユーザーもいるかもしれませんが、このようなリスクがあるのなら、リスクは取り除くべきです。少なくても良い印象を抱くユーザーはいないでしょうからなおさらです。

ホームページ更新にはどのような方法があるのか?

ホームページを更新する方法は1つではありません。大きく分けて下記のように3つあります。

  • CMSを使ってホームページを更新する方法
  • HTMLやCSSを直接編集してホームページを更新する方法
  • ホームページ作成ソフトでホームページを更新する方法

それぞれ詳しく解説していきます。

CMSを使ってホームページを更新する方法

CMS(Contents Management System)とは、ホームページの知識がなくても管理画面から簡単に更新できる仕組みのことです。世の中で圧倒的なシェアを誇るWordPressなどがその代表格です。

ログインURLにアクセスしてIDとパスワードを入力。そして管理画面にログインして更新します。そのため、ネットに繋がる環境があればどこからでも更新することができます。

CMSを使ってホームページを更新する手順

  1. 管理画面のログインページにアクセスする
  2. IDとパスワードを入力して管理画面にログインする
  3. 更新するページを選択し作業する
  4. 作業が完了したらプレビューで表示を確認する
  5. 問題がなければ公開する

このようにソースコードをいじったりするわけではないので、知識がなくても更新することができます。

HTMLやCSSを直接編集してホームページを更新する方法

この方法は多少なりともホームページの知識が必要となりますので、CMSでの更新に比べ難易度が高く、中・上級者向けの方法となります。

更新に必要なHTMLやCSSファイルをVisual Studio CodeSublime Textなどのテキストエディタを使って自ら書き換えます。場合によては画像作成も行います。その後、作業したファイルをFileZillaなどのFTPソフトを使用してサーバーにアップロードすれば更新完了となります。

FTPソフトがインストールされていること、またサーバーに接続するためのFTP情報などが必要となります。

HTMLやCSSを直接編集してホームページを更新する手順

  1. 更新するページに関連する最新ファイルを用意する
  2. テキストエディタを使用してHTMLやCSSを更新する(場合によっては画像も作成する)
  3. FTPソフトを使ってサーバーに接続する(この時にFTP情報が必要となります)
  4. 作業したファイルをサーバーにアップロードする
  5. ページが更新されているか確認する

手順としては複雑ではないですが、更新やサーバーへ接続するためのソフトが必要なため、どのソフトにするか数ある中から選びインストールすること、またそれらの使い方を理解しておく必要があります。

ホームページ作成ソフトでホームページを更新する方法

ホームページ作成ソフトは大きく2つに分かれます。WixJimdoを代表としたクラウド型のホームページ作成ソフトと、ホームページ・ビルダーAdobe Dreamweaverといったインストール型のホームページ作成ソフトです。

クラウド型のホームページ作成ソフトの更新方法は、CMSを使ってホームページを更新する方法や手順とほぼ同じです。管理画面にログインして更新します。

一方、インストール型のホームページ作成ソフトの更新方法は、HTMLやCSSを直接触ってホームページを更新する方法や手順とほぼ同じです。更新作業を行う際、テキストエディタを使用するか、ホームページ作成ソフトを使用するかの違いです。

ホームページ・ビルダーAdobe Dreamweaver視覚的にホームページを更新できるので、HTMLやCSSの知識がなくてもある程度の作業を行うことができます

ホームページ更新は滞りやすいものと理解する

専門知識がなくても簡単に更新できるCMSをせっかく導入しても、なかなか更新できないクライアントも中にはいます。えっ!?と思うかもしれませんが、実際にそういったクライアントもいるのは事実ですし、珍しいことではありません。現場でこのようなことを目にしてきた立場でお伝えできることは、ホームページの更新はどの方法でも決して楽ではないということです。

当社も実績やお客さまの声、ブログページを更新しているので、「労力がかかって大変」「文章を書くのが面倒」「もっと楽に更新したい」といったクライアントの気持ちは痛いほど理解できます。特にブログの更新は本当に大変です。

ただ1つ押さえておいていただきたいことは、あなただけでなく他の企業のWeb担当者も同じように大変だと感じています。そして、ホームページの更新はちょっとでも気を抜けば滞りやすいものだということです。ここをまずは理解しておいた方が良いと思っています。だからこそ継続することができれば、それだけでチャンスが広がります。これは断言できます。

そこでここから先は、自社でホームページの更新を行う場合、次に外部にホームページの更新を依頼する場合、それぞれ更新が滞るケースについてお伝えしていきます。こうした滞りやすい理由を事前に知っておくのと知らないのとでは、大きな違いがありますからね。

自社でホームページ更新を行う場合

社内の人的リソースが足りずホームページの更新が滞る

ある程度規模が大きい企業であれば専任のWeb担当者がいることが多いですが、数名〜20名ほどの企業では専門のWeb担当者がいることは稀です。

みなさんWeb担当者といっても、少しだけIT系に詳しいという理由で抜擢されるケースも多いものです。場合によってはそんな理由もなく指名されることもあります。そういった方の多くは本業の仕事を抱えながら兼任で担当していて、専任のWeb担当者という方はまずいません。

兼任で担当されている場合、本業に時間が取られてしまい、どうしてもホームページの更新に割ける時間が少なくなり、更新が滞ってしまう傾向があります。

これを回避するためには、まずはホームページの更新は重要な業務の1つだと会社全体で捉えることです。具体的にはホームページの更新に関する業務時間をしっかり確保することです。

もし経営者の方がこの記事を読んでくれているのではあれば、ぜひ本業と同じようにホームページ更新に関する時間を確保し、更新業務の優先度を上げていただきたいとお伝えしたいです。

読んでくれているあなたが、Web担当者であれば優先度を自分で決めることは難しいかもしれないですが、それでも諦めずにぜひ上司や経営層にホームページ更新の重要性を伝える努力をしていただけたらと思います。

ホームページの公開が目的になり更新が滞る

ホームページの公開がゴール(目的)になり、更新が滞ることがあります。

ホームページの新規制作やフルリニューアルの公開直後に起こりがちです。ホームページ制作プロジェクト中はずっと社内調整やWeb制作会社とのやり取りなどが続き、公開でホッとしてしまって更新にまで頭が回らない、そんなケースです。プロジェクト期間中、Web担当者としての業務負担が大きければ大きいほど、燃え尽き症候群のようにこのようなケースに陥る可能性が高くなると感じています。

これはWeb担当者個人だけでなく、会社全体としてもホームページをやっと公開できたという安堵感に包まれるケースがあるので、特に注意が必要です。

こうした状況を避けるためには、ホームページ制作の時点から公開後の更新について事前に決めておく必要があります。具体的にはどのような情報を発信するか、その頻度はどのくらいか、更新体制はどうするかなどです。こういったことを事前に想定しておけば、公開がゴールとなってしまいその後の更新が止まってしまうといったことは避けられるでしょう。

当社ではホームページの新規制作やフルリニューアルのご依頼をお受けした際には、公開後の更新にまで踏み込んでご提案することを大切にしています。

Web制作会社にホームページ更新を依頼する場合

費用がかかることがネックになりホームページ更新されない

やはり費用面がネックになり更新をためらってしまうケースがあります。費用面がネックになるのであれば、自社で更新するしか方法はないのですが、自社ではリソースが足りない、知識がある人がいない…といったジレンマを抱えるケースも少なくありません。

ここでは外部に更新を依頼する際の費用面について少し説明しておきたいと思います。

Web制作会社など外部パートナーにホームページの更新を依頼する場合、当然費用がかかります。更新頻度が高い、または更新内容が複雑であればあるほど、更新費用も比例して高くなります。

ホームページ更新の契約形態としては月額5万円など毎月一定額を支払う月額制と、更新の度に支払う都度払いがあります。

毎月一定の更新を行うことが想定される場合は、Web制作会社が用意している月額制のプランの中で最適なプランを選択する、もしくは更新内容と頻度をWeb制作会社に伝え月額費用については相談のうえ最終決定するなど、月額制を選ぶのが良いと思います。一般的には都度更新の方が割高になってくるためです。

また、Web制作会社側としては毎月取引させていただいていることから、設定した作業内容や時間より多少オーバーして通常は別途費用がかかるような場合でも、時には柔軟してしてくれることもあるでしょう(これはWeb制作会社ごとの判断であり、必ず柔軟に対応してくれるということではありませんし、強制できるものではありませんので、その点勘違いしないようご注意ください)。

このように依頼側としていろいろメリットが多いので、毎月一定の更新が想定されるのであれば月額制にした方が良いでしょう。一方、更新が不定期になると想定される場合は都度見積もりで依頼すれば良いと思います。

当社では月額制・都度払いのどちらのプランもご用意しています。気になるようでしたら、ぜひ料金表ページの更新・修正費用をご覧いただければと思います。

もし、公開してから外部業者に依頼する更新費用について社内で議論が紛糾してしまう場合は、そもそもホームページの設計段階でWeb制作会社を含め、公開後の更新についての議論が不足していた証拠です。

本来であれば、ホームページ作成のプロジェクト中に、公開後の更新はどのようなページをどのくらいの頻度で更新するか検討しておくべきです。検討していれば、外部業者に依頼する場合には年間予算をどの程度確保する必要があるかなど、先手先手で動くことができます。このように事前に準備を進め、公開してからホームページの更新について慌てることがないようにしましょう。

もちろん当社でも更新のご依頼をお受けできますので、ご興味あるようでしたら更新・修正代行ページも合わせてご覧ください。

委託先と関係が悪化しそのままホームページ更新が滞るケース

委託先であるWeb制作会社との関係が悪くなり、ホームページの更新が滞るケースがあります。

自社としてはすぐにでも情報を更新していきたいと思っても、外部業者に依頼している場合はどうしてもタイムラグが発生します。これが原因となり更新が滞ることがあるので注意が必要です。

そのため、依頼してから反映するまでの作業日数について事前に必ず取り決めをしておきましょう。もし取り決めをしていない場合、依頼側とWeb制作会社側で認識のズレが出てくる可能性があります。あくまでも例えとしての話ですが、依頼側は即日対応してくれるものと思い込んでいたが、Web制作会社は3営業日以内の対応といった認識のズレです。

こうしたことがきっかけとなり関係が悪化し、依頼しづらくなってしまいそのままズルズルと更新しないといったケースがあります。事実そのような不満を抱えられて、当社に更新業務を変更されたクライアントが複数あります。

これは取引開始前に更新作業にかかる日数を確認しておけば防げる問題です。実際に取引を開始してから「こんなはずじゃなかった」とトラブルにならないよう、きちんと確認を取るようにしましょう。

自社でホームページ更新を行う場合のメリット

ホームページ更新の費用を抑えられる

外部業社に依頼しないため、費用を抑えられることは大きなメリットでしょう。ただし、担当者の方の負担が大きくなること、また担当者の人件費がかかっていることは意識した方が良いでしょう。

自社のタイミングでホームページを更新できる

更新のタイミングを完全にコントロールできることもメリットです。キャンペーンや新しいサービスをタイムリーに公開することが可能なため、自社のビジネスの動きに合わせた柔軟な対応ができ、かつユーザーに最新の情報を提供することができます。また、ミスがあった場合や急な対応が必要な場合にも即座に対応できる点もメリットと言えるでしょう。

外部に依頼する場合、緊急の対応が必要になった時でも迅速な対応が難しくなることがあります。

Web制作会社にホームページ更新を依頼する場合のメリット

定期的にホームページを更新することができる

費用を支払ってWeb制作会社に依頼することになるため、定期的にホームページの更新ができるようになります。ホームページに限ったことではありませんが、何らかの作業を自社で行う場合、自社のことは後回しになりがちでなかなか進まないといったケースはよく起こることです。これはホームページの更新も同じことが言えます。

品質を落とすさずホームページ更新ができる

ここでいう品質とは見た目の部分だけでなく、コンテンツ自体の品質も当てはまります。Web制作会社に依頼する場合は、このような品質を担保しながら、ホームページの更新をしてもらうことができます。

CMSが導入されていないホームページの更新は、知識を持っていない、もしくは少しだけしか分からないといった場合、更新すればするほどレイアウトが崩れたり、デザイン面でも素人っぽさが滲み出ることがありますので注意が必要です

また、コンテンツ自体も単なる修正ではなく、新規作成する場合はSEOの視点を踏まえて作成する必要がありますが、Web制作会社に依頼すればSEOも考慮して作成くれることはメリットと言えます。

ただし、中にはSEOに関して知識やノウハウがないWeb制作会社もありますので、どのWeb制作会社でもSEOを考慮できるとは限りませんので、その点は頭に入れておきましょう。

ホームページ更新は運営側が発信したいことではなく、ユーザーが知りたいことを軸に行う

ホームページを更新しても成果に結びつかない…このような失敗の典型的な例としては、「ユーザーが知りたいことではなく自社が伝えたいことを発信する」が挙げられます。

誤解がないようユーザーについてもう少し丁寧に説明すると、ここでは「自社サービスを購入する可能性がある見込み客」を指します。ユーザーが知りたいことだからといって、自社サービスを購入する見込みがないユーザーが喜ぶ情報を提供し、そのユーザーをいくらホームページに集めても意味がありません。

そのようなことから、まずは自社が提供するサービスの見込み客を明確にする必要があります

誰に届けたいか明確に決まっていますか?

過去、これまでに自社サービスを購入してくれた顧客、もしくは購入して欲しいと考えている理想の顧客はどのような特徴がありますか?本来ホームページを作成する時点で、このようなことを明確にしておく必要がありますが、言語化されているでしょうか?

もし、言語化されていないようであれば、今からでも自社のターゲットユーザーを明確にすることをお勧めします。ターゲットユーザーの中でも、「まさに自社サービスを購入する顧客はこんなお客さま!」といったものを明確にするためにペルソナを設定することが重要です。

ペルソナとは自社サービスを購入するような典型的な顧客モデルのことです。全てはここが出発点になります。

ユーザーが困っていることは何ですか?

ペルソナのような、まさに自社の見込み客となる可能性のあるユーザーが困っていること、欲している情報は何か、具体的に把握しなくてはいけません。把握するための方法としては、実際にサービスを購入した既存客に直接ヒアリングするのが最も確実で手取り早い方法です。その方(企業)たちはもともとサービス購入前は見込み客だったわけで、購入前の不安や不満、失敗回避の心理をよくわかっています。

もし既存顧客に聞くことが難しい場合は、推測するだけでもよいでしょう。その場合、Web担当だからといって一人で抱え込まずに、普段お客さんと一番接点がある営業などを交えて意見交換すると、不安や悩みといったものを掘り起こしやすくなるるのでおすすめです。

先ほども少し触れたように、自社の見込み客が抱える不安や不満、課題などは本来ホームページを作る際に明確にしておくべきことです。もし見込み客や見込み客が抱える課題などについて言語化されていないのであれば、必ず言語化しましょう。そして更新するページだけでなく、ホームページ全体を通してコンテンツを見直すことをおすすめします。

当社ではホームページ制作のプロジェクトにおいてこのようなペルソナの設定や、購入前に感じる不安や不満、課題なども言語化していくプロセスがありますので、ぜひ言語化する部分だけでもサポートしてほしいなどのご要望があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ホームページ更新を依頼するWeb制作会社を選ぶ際のポイント

もし自社で更新するのではなく、外部のWeb制作会社に依頼する際はぜひ下記のポイントを確認することをおすすめします。

費用だけで選ばない

費用だけでWeb制作会社を選ぶのは危険です。なぜなら費用だけで選んで失敗するケースを何度も見聞きしてきたからです。

もちろん費用は大事な基準になることは間違いありませんが、更新業務を依頼するということは、これから長い取引を想定していることが多いと思います。そのためには費用だけでなく、メールや電話などの対応や相性はどうか、質問に的確に回答してくれるかなど、長く取引していくに値する企業かどうか総合的に見極める必要があります

これからを一切すっ飛ばして費用だけで決め、後で後悔したといったことにならないよう、注意が必要です。

お客さまの声や口コミを確認する

Web制作会社のホームページ内にあるお客さまの声やGoogle口コミなどを確認しましょう。Web制作会社のホームページ内に掲載されているお客さまの声は、基本的には良好な関係が築けたお客さまだけが掲載されているので参考程度かもしれませんが、確認しないよりはしたほうが断然良いです。

またGoogleの口コミもあるようなら合わせて確認し、お客さまが満足していそうか事前に把握できれば、良いWeb制作会社を見つけられる可能性が高まるでしょう。

もし他社で作成したホームページの更新業務を依頼する場合は、引き受けた実績があるか確認する

新規でホームページを制作した実績だけでなく、他社で作成したホームページの更新業務を引き受けた実績があるかも確認すると良いでしょう。

他社で作成したホームページだからといって何か特別がスキルが必要となる訳ではありません。そのためスキル云々を確認することが理由ではありません。理由は別にあります。

更新を途中で引き継ぐにあたり、今まで更新業務を請け負ってきたWeb制作会社とのやり取りが発生することがあります。この場合、今まで請け負ってきたWeb制作会社からすると更新業務がなくなる(=売上がなくなる)ことから、あまり良い気持ちがするものではありません。

そのため必要な情報をなかなか教えてくれない、データを渡してもらえないなどの嫌がらせを受けたり、場合によってはトラブルに巻き込まれるといったことも可能性はゼロではありません。

そういったことも含めスムーズに更新業務を引き継ぐためにはコミュニケーション力や、交渉力などが必要となります。更新業務を引き継いだ実績があるか確認することで、そのような能力を有している可能性を探る、これが実績を確認する理由です。

もちろん今までトラブルに巻き込まれたことがなければ、そもそも能力があるかどうか分からないので、実績があれば全てOKということではないですが、それでも他社で作成したホームページの更新業務を引き受けた実績を確認することをおすすめします。

こうした更新業務の実績については、通常Web制作会社の自社サイトには掲載されていませんので、確認しても見当たらない場合は直接確認してみましょう。

もちろん実績がないからといって、更新業務の引き継ぎがスムーズにできない、ということではありませんので、実績の有無だけで判断するのは早計です。実績がない場合は、そもそも対応可能か確認するだけに留めましょう。

他社で作成したホームページの更新業務を外部のWeb制作会社に依頼するようでしたら、下記の別記事をどうぞご覧ください。

当社がお受けしたホームページ更新の事例

毎月定期的にホームページ更新の依頼がある事例

更新の定額プランをご利用いただき、毎月定期的に更新業務をお受けしている事例をご紹介します。

税理士事務所さまのホームページ更新の事例

税理士事務所さまのホームページの更新事例です。毎月顧問先にお渡しする小冊子があるのですが、その小冊子をホームページ上で紹介しています。毎月発行されるため、ホームページの更新も毎月発生しています。

こちらは当社で作成したホームページではなく、他社で作成し更新されていたものを当社が途中から引き継いだ事例となります。

建築会社のホームページ更新の事例

リフォームやリノベーションを主に行なっている建築会社のホームページの更新事例です。日々リフォームやリノベーションを手がけられており、その工事の様子やお客さまの声を毎月更新しています。

こちらも当社で作成したホームページではなく、他社で作成し更新されていたものを当社が途中から引き継いだ事例となります。

ペット用品メーカーのホームページ更新の事例

ペット用品を扱っているメーカーのホームページの更新事例です。主な製品はペットカートですが、それだけでなく付随するオプション商品も含め新製品が発売される際に商品ページを作成しています。

その他、こちらのメーカーさんの商品は全国のペットショップで取り扱いがあるため、各店舗における商品の取り扱い状況の更新や店舗情報そのものの更新、その他お役立ち情報のコラムの更新もあり、毎月何からのページを更新しています。

こちらも当社で作成したホームページではなく、他社で作成し更新されていたものを当社が途中から引き継いだ事例となります。

不定期だが年に数回ホームページ更新の依頼がある事例

不定期のため、定額プランではなく都度見積もりプランでの対応となりますが、年に数回更新依頼をいただく事例をご紹介します。

スクール事業を行う企業のホームページ更新の事例

スクール事業を行なっている企業のホームページの更新事例です。講座ページや卒業生の声、ブログやお知らせなど、よく更新する一部のページにCMSのWordPressを導入しており、日常業務においてはクライアントの方で更新しています。

ただ、WordPressが導入されていないページでも情報を更新しなければならないことが不定期で発生するため、そのページにおいては都度ご連絡いただき更新作業の対応をしています。

検査機器メーカーのホームページ更新の事例

検査機器を開発・販売するメーカーのホームページの更新事例です。こちらの企業もホームページの一部にWordPressを導入していますので、よく更新するページはクライアントの方で対応いただいていますが、WordPressが導入されていない製品に関連するページの更新などを不定期でお受けしています。

教育関連の学会のホームページ更新の事例

とある大学が設立した教育関連の学会のホームページの更新事例です。年に2回研究を発表する大会があり、その告知や開催後の報告、また学会誌を発行しているので、学会誌が発行された際の更新をお手伝いしています。

こちらは当社で作成したホームページではなく、他社で作成し更新されていたものを当社が途中から引き継いだ事例となります。

このように当社では更新業務も多数お受けしていますので、気になるようでしたらぜひお問い合わせフォーム、もしくはお電話(04-2000-8162)よりお気軽にお問い合わせください。

ホームページ更新業務の中で、気づいたことがありご要望と関係がなくても改善提案した事例

当社は「あらゆる課題をクライアントと一緒に解決すること」を大切にしていることから、単に更新の依頼を代行するだけでなく、プロとしての改善したほうが良いと気づいたことについては積極的に情報共有させていただいています。

すぐ対応できるようなものであれば、更新作業の際に一緒に対応させていただきますし、別途費用をいただかないと対応が難しい場合にはその旨をお伝えし、進める場合はお見積もりをお出しし、正式に進めるかどうか最終的にご判断いただく流れを取っています。

特に他社で作成されたホームページの更新を引き継ぐ場合には気づくことが多々あり、改善点をご提案することも必然的に多くなります。この章では依頼された更新内容とは全く別で気づいた改善案を提案し、成果に結びつけた事例をご紹介します。

美容品メーカーのホームページの改善事例

お問い合わせをいただき、他社で作成したホームページの更新業務を当社で引き継ぐことになった事例です。更新業務を請け負うことになった当時、ホームページをフルリニューアルしてからまだ1年未満と時間が経っていなかったのですが、すぐに内部SEOが不十分であることに気がつきました。

具体的には、サイト全体で各ページのhタグの設定がめちゃくちゃだったこと、またmetaタイトルやディスクリプションも不十分だったため、更新のご依頼とは別にそれらを見直して設定しなおすことをおすすめしました。

フルリニューアルしてから日が浅かったこともありご提案後すぐに実施とはならなかったのですが、半年以上経ってから、「ご提案いただいた改善策を実施したい」とご相談いただきホームページ全体を改修しました。

その結果、SEOの効果が改善され、アクセス数も前年比で130%増と大きく伸ばすことができました。

建築会社のホームページの改善提案の事例

こちらもお問い合わせをいただき、他社で作成したホームページの更新業務を当社で引き継ぐことになった事例です。

基本的には手がけた物件の工事の様子を紹介するページの更新や、お客さまへ送付する資料としてその工事の様子をPDF化することが更新のご要望でしたが、特に工事の様子を紹介するページのhタグの使い方に大きな改善の余地があったため、改善案をご提案しました

また、こちらのホームページはフルリニューアルしてから年数も経ち、その間にページの増築を繰り返してきたことから、全体的に導線にも問題がありました。例えば注力したいサービスページにも関わらず、トップページからしか遷移できないなどがあったため、導線設計の見直しも一緒に提案させていただきました。

この記事をリライトしている現在(2024年10月現在)、ちょうど改善施策が完了したばかりで、効果についてはこれから測定していく段階となっており、どのような変化が現れるか今からワクワクしているところです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?なぜ更新が重要なのか、どういったメリットがあるのか、どのようなポイントに注意して更新すべきかなど、だいぶ理解が進んだのではないでしょうか。

Web担当者のあなたやあなたの会社にとって、この記事が少しでもお役に立てたのなら嬉しい限りです。

もし外部のWeb制作会社に更新を依頼したいが、どこ依頼すればよいか分からないようでしたら、お問い合わせフォーム、もしくはお電話(04-2000-8162)でまずは私たちにご相談くださいませ。

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