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ホームページの構成やコンテンツ配置に迷ったら立ち返るべきこと

ホームページをリニューアルする、もしくは既存のホームページを改善するといった時、どういったページを用意すべきか、またどういう導線を確保すればいいのか、またページ内のコンテンツの見せる順序はどのようにすればいいのか、色々悩むことが沢山でてくると思います。

具体的な例としては、FAQのコンテンツは独立したページとして構成した方がよいのか、各サービスごとのページ内に配置したほうがよいのかといったことや、トップページに配置するお知らせのコンテンツはメインビジュアルのすぐ下に配置したほうが良いのか、もしくはページ下部に配置する方がよいのか、といったことです。

こういったことで悩んでいる担当者の方も多いのではないでしょうか。というのも、Web制作の仕事を長年やってきた私自身、長い間悩んでいたことなので、企業のWeb担当者の方であればより悩むのではないかと感じています。

こうした状況でどのように考えていくべきかということについて、今回のブログで悩みを乗り越え実際にクライアントのホームページで結果を出してきた私なりの考えを伝えていきます。

このブログを読んでいただくと、冒頭でお伝えしたような悩みをお持ちの方は、今後はこの部分はこうした方が良いという案を持ち帰ることができるようになります。

ホームページの構成やコンテンツの配置に迷ってしまう理由

解決の具体例に入る前に、なぜ迷ってしまうのかの私なりの見解をお伝えします。

ホームページを離れたところでも同じように迷うケースはあります。例えば営業職の方が営業成績を上げたいために、営業トップを取ったことがある人の本を買ったとします。

一冊は営業はどんどん外に出て人と会ってナンボだという体育会系のノリのような行動力が大事だと言う人の本。

もう一冊は効率的な営業が何より大事で、過去何らかの接点があった人の中から見込み客になりそうな方をピックアップし、電話やセールスレータを使って接点を持ち、フィードバックを得てさらに改善して良いものに注力していく。継続して接点を持つことでお客さんの方から連絡をしてくるような見込み客を生み出す環境を作り、受注の確度が高いお客さまとだけアポイントを取るといったように効率が大事だと言う人の本だったとします。

実はこれ、過去に私が実際に読んだ2冊の本です。

正反対のような方法論で、真面目な人ほど結局どちらが正しいんだというようなことになり、これが迷いのスパイラルに入ってしまう原因だと考えています。かくいう私も本などを読んでは一人頭を悩ませていた時期があります。

ホームページの例で言えば、先程挙げた例のように、トップページのお知らせコンテンツの配置場所について、様々なホームページを見てみるとメインビジュアルのすぐ下に配置していたり、ページの中程の配置したり、もしくはページ下部に配置したりと様々なケースがあります。

そのため表面的な視点だけで見た場合、どれが正しいのかがわからなくなり、結果として自社ではどこに配置したら良いのだろうかと悩むことに繋がってしまいます。

過去様々な仕事を通して感じることとして、きちんと意図を持って設計され配置しているものもあれば、何となくこの辺りに配置するのが良さそうだからといった理由で配置しているケースも、実は多々あるということです。

しかし、実際はこれらを見抜くことは難しいのではないでしょうか?

ではどうすればよいのか?ということについて私なりの考えをお伝えすると、自分はどう感じたのかを大事にするということです。先程の営業の話でいうと二人とも嘘をついているわけではなく事実を述べていると思っていて、違いは単に行動に移した方法がその人に合っていたというだけだと思うわけです。

とうことから、自分がどういう方法ならできそうかなど、自分の心の声をしっかり聞き取り、まずは小さくチャレンジすることが重要になります。

ホームページのお知らせコンテンツの場合の例で言えば、自分がユーザの立場だったらどのような配置だったらありがたいかという視点で実際にホームページを閲覧することがポイントになります。

どちらに関しても、単に外部の情報を入れるだけではダメで、自分に置き換えて考えることが解決のヒントとなります。

少し話が遠回りしてしまいましたが、ここからは具体的な解決策の話をお伝えしていきます。

ホームページを実店舗に置き換えて考えてみる

私はお客さまにホームページのことを説明する際、よく実店舗に置き換えて話をします。みなさん日々の生活の中で様々なお店を利用する経験をしているので、理解していただける確率がグッと上がる効果を感じています。

共通して言えることは、実店舗ではこうした方が良いのになーと思うことがあっても、いざホームページのことなると途端に難しく考えてしまうことです。

しかし実際には、ページの構成についてこうした方がよいというセオリーは確かにありますが、ホームページを作る上ではこうしなければならないというルールはありません。

ということから、もっと最初はシンプルに考えて良いのではと感じています。

ホームページの構成やコンテンツ配置は本屋やスーパーを参考にする

皆さんの頭をお借りします。少し想像してみてください。

もしカテゴリごとに分かれていなければ?

例えば英語を勉強しようと英語の参考書を買いに本屋さんに行くとします。その時に参考書コーナーをいくら探してもなく、小説コーナーに参考書があったらどうでしょう。

カテゴリごとにしっかり分けられていなければ探しづらくてしょうがないですし、イライラすると思います。ホームページのページ構成も基本はこれと全く同じです。

ホームページの例でいえば、会社の沿革ページはどういったカテゴリ(グループ)にまとめるかと考えた時、サービス紹介のカテゴリとも違いますし、特徴や強みを紹介するカテゴリとも違います。

やはり会社概要や代表メッセージ、アクセスといった会社案内のカテゴリーに属するのがぴったりです。このようにどのカテゴリに属すると探しているページに辿り着きやすいか、探しやすいかという視点を持てば自ずと最適解が見えてきます。

同じコンテンツを複数配置しても良い

スーパーで焼き肉のタレを購入しようと思ったら、みなさんはどのコーナーに行きますでしょうか?

基本的には調味料コーナーに行きますよね。でも、お肉コーナーでお肉を選んでいる時に、そっと横に焼き肉のタレも販売しているも目にします。

お店側からすると忘れずに買ってもらい購入点数を増やすという意味合いもありますが、お客さんがわざわざ調味料コーナーに行かなくても、「そうそう、これこれ」と買い物の手助けをしています。

先程のFAQの例でも同じように考えれば良いことです。

多くのホームページではFAQページというものを作って、数が多い場合はそのページの中でカテゴリ分けをして見つけやすくしていますが、これも絶対的なルールがあるわけではありません。

例えばFAQページの他にも、各サービスページに関連するFAQを配置するのは、ユーザとして逆の立場だったらどうでしょうか。

恐らく多くのユーザはサービスページで湧いた疑問に対し、わざわざFAQページに遷移しカテゴリから該当する質問を探すよりも、その場で解決できる方が喜ぶのではないでしょうか。

このようにユーザ視点で考えていくと、独立したFAQページを用意するというセオリーにプラスして、よりユーザに寄り添ったコンテンツの配置が見えてきます。

トップページのお知らせの配置もお客さんの心理を考える

例えばあるブランドのアパレルのお店に初めて入るとします。初めてのお店でどのような商品があるかも分からず、ましてや自分の好みにあっているかどうかもわからないようなお店の場合、初めて入る場合は少し勇気がいるという人も多いのではないでしょうか?私は初めてのお店の場合、少し身構えるタイプです。

このように初めて入るお店に入った瞬間、スタッフさんが寄ってきて「これ今日入荷したばかりのオススメ商品なんですよ」って言われたらどうでしょう。

初めて入り、どのようなテイストのお店かも分からない状態で、商品を勧められても戸惑うばかりではないでしょうか。実はこのような状況がホームページではよく見受けられます。

自社のホームページを訪問するユーザのうち新規ユーザが80%を超えるなどした場合、お知らせなどの情報は一番欲しい情報ではないはずです。

それよりも、自然素材を使った身体にも環境にも優しいアパレルブランドなど、そのお店の特徴や他社とは違う価値を、そして実際に取り扱っている商品を知りたいはずです。

逆にリピーターが多い場合は、特徴や商品のことはわかっているので、セール情報などお得情報の方が優先度が高くなります。

このような視点で見てみると、お知らせコンテンツ一つとってもどこに配置すべきかが見えてきまし、様々なホームページを見ていると意図が見えてくるものです。

ホームページではSEOを考慮したりと、ホームページなりの考慮すべきことはありますが、基本的にルールはありません。

そのため、重要なのはホームページに関する知識よりも、どうしたらユーザにストレスなく閲覧してもらえるか、そして良い印象を持ってもらえるかといった、ユーザの心理を汲み取るかが重要になります。

ここを是非抑えておいてほしいと思っています。

結局は自分がいいなと思うことを相手にもするという視点をもつことがスタート

結局は自分がユーザならホームページではどういう配置だと使いやすいか、もしくは実店舗ではお店のスタッフさんにどういう接客をしてほしいのかという視点で考えていくことが大事です。

ホームページでは、一般のホームページももちろん良いですが、AmazonなどのECサイトはいかに購入してもらうかの知恵を集結したものですので、ヒントになることが沢山あるのでオススメです。

外部で得たヒントを、そのまま自社に置き換えて考えれば良いのです。

ユーザにとって使いやすい、便利だ、役に立つホームページを目指していくことで結果的にSEOにも強くなり、検索で上位表示されやすいホームページへと成長していくことに繋がります。

当社でもこのような全体の設計に関わる部分に関してサービスを承っていますので、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡くださいませ。

気づきをホームページのリニューアルや改善に活かせるか検討する

ここまで書いてきたような視点でホームページ全体を俯瞰して見渡し、気づきを得るだけでは当たり前ですが何も変わりません。見つけた気づきを実際にホームページへ反映させなければなりません。

実際の作業には多くの場合、専門知識を持った人の力を借りる必要が出てきますので、得た気づきを共有し実際に反映させるにはどのような手順で進めるべきかを検討する必要があります。

また、先程も触れましたがSEOを考慮したりといったホームページだからこそ見るべき点があります。そこは専門の担当者に特に力を借りる必要が出てきますので、コミュニケーションを取って進めて欲しいと思います。

ホームページを効果あるものにしていくために意識すべきこと

オンライン、オフライン問わず自分が良い・嫌だと思うことにアンテナを張る

もちろんホームページの知識があるに越したことはないですが、それよりも重要なのは実際にユーザ側に立って日々アンテナを張っておくとことです。

日常生活の中での実店舗での買い物や、ネットでの買い物も含め、どのような接客をされたら嬉しいか、どういう商品構成、カテゴリの配置になっていれば買い物がしやすいかを抑えておくことが重要です。

これは良い部分だけでなく、嫌だなと感じた悪い部分に対しても感度を高く持っておくことで、自社のホームページに活かしていくことができます。

改善をしたらしっかり数値を検証することが大事

オフラインのお店と違ってオンラインのネットでは遥かに数字による検証が容易です。そのため改善をしたら改善施策の前後の数値を見ることが非常に重要です。

明らかに良くなったのであれば継続しつつ、さらに改善できる箇所がないかを検討し新たな施策を打つ。結果が変わらないようであれば別の施策を試す。そして数値検証するというサイクルが必要です。このサイクルはこれで良いというものではなく、継続し続けることが必要となります。

当社はこの部分を非常に大事にしております。ぜひ関連ページの具体的なアクセス解析・改善サポートの内容もご覧ください。

まとめ

ホームページのこととなると難しく考えてしまいがちですが、原則原則はシンプルなものです。日常の体験から得たヒントは多くの場合、ホームページへ転用することができますますので、運営側でなくお客さん側での視点を常に忘れずにいることでより良いホームページが多くなると良いですね。

「日々の仕事」ブログではホームページ制作の現場において実際の出来事や気づきなどのお役立ち情報を発信していますので、ぜひ他の「日々の仕事」も合わせてご覧ください。
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