行動したからこそ得られるもの
私は通勤時(とはいっても自宅からオフィスまでは徒歩15分ほど)にキングコング西野さんのVoicyを聞いているのですが、昨日のタイトル「人を助けたければ、立ち向かうべき敵を明確にしろ」が非常に印象に残ったのでそれをシェアしたいと思います。
実際にVoicyを聞いていただきたいですが、先に簡単に概要を説明すると「ボランティア活動を継続していくためには自分の利益のことを考えることが非常に重要であるのだが、その時に敵が現れるからその敵を明確に把握して活動していこう」という内容です。
音声メディアのVoicyは、スマホでメール確認など他の操作をしていてもそのまま聞けますし、移動時間や休憩中など隙間時間でのインプットに非常に有効な手段の一つだと思うのでオススメです。
立ち向かうべき敵とは?
西野さんが特に強調していたことは下記の2点。
- 人助けビジネスだと叫ぶ外野の声
- 利益を生んでよいのか?と考え自主規制をする自分自身
この2人の敵と戦わなくてはいけないと言っています。
西野さんは仕事で得た収益で海外に学校を寄付したり、絵本を寄付したり様々なボランティア活動を継続して行なっていますが、それは100%人のためだけにやっているのではく、直接的ではないにしろ自分のためにもなるような設計をして活動をしています。
具体的には、最近「映画『えんとつ町のプペル』を全国の子供達にプレゼントしたい」というクラウドファンディングをスタートさせたようなのですが、これも多くの人が映画を見てくれれば、西野さんが得する設計にしていると話しをされていました。
もう少し詳しく分解すると、
- 映画を見ることによって絵本の売上があがる
- 映画を作っているのは西野さんだという認知がより広がる
- 認知が広がれば興味を抱き、ブログやVoicyやYouTubeでより深く知ろうとする
- オンラインサロンへの入会や書籍が売れるようになる
- 信用の貯金が積み上げれるので次回何か挑戦をする際にサポートを受けられる
他にも、多くの導線を作っているのだと思いますが、このように結果的に西野さん自身にも利益になるような設計をされています。
しかし、一方でこのように利益のことを考えると、「ボランティア活動なのに利益ってどういうことだ」と批判をしてくる人が現れ、まずこれと戦う必要が出てくる。また、そういう声と同時に自分の心の中でも「利益のことを考えて良いのだろうか?」という気持ちも生まれてきます。
まずは敵を明確に把握しなければならないと言っているのは、このような敵と戦っていくことになるからです。敵が分からなければ見えない恐怖の中で戦っていくことになるので、本来持っている力はでないですよね。だからこそ、はっきりさせることが大事と言っているのだと思います。
なぜ、このように利益に繋がることを考えなければならないのか?と思うかもしれないですが、やはりこれにも根拠があります。
何を意識しなければならないのか?
西野さんは「人助けを続けるには利益を上げること」だとはっきり言っています。
実は私もこれには激しく同意する部分があります。私自身、3年前に3ヶ月ほど毎週末に本格的にボランティア活動をしたことがありますが、その時の経験から強く感じたことです。
当時は西野さんが言う設計という思考はなく、ただ目の前の子どもを助けたいという思いだけで突っ走ってしまいましたが、今思うと「このような活動すれば人のために動ける人間だという評価を得て、仕事にも良い影響がでる可能性がある」という思いがあったのは事実です。
そういう意味でも、私自身も自分自身のためにやっていたという側面があります。
そして、激しく同意するという部分は何かというと、自分にも家族があり生活がある。そこをしっかり抑えて上で活動しなければ、ボランティア活動を継続していくことは難しいということ。ここは確信したことです。溺れかけている人が同じく溺れかけている他人を助けることが出来ないのと同じです。
西野さんも「自分を守れないと人は守れない」「自分の利益を確保をしなければならない」と言っています。ボランティアなのに利益?と思う方も大勢いると思いますが、あくまでも活動を続けるための自身の最低限の生活を送れるためのお金という意味で、会社が営利活動で得る利益とは異なるものと解釈した方が良いと私は思っています。
私はボランティアからの利益は直接的にも間接的にもその時は得ていなかったので、特に自分自身で利益を確保しなければ継続はできないということは強く感じていました。だからこそ、平日は懸命に仕事をし、ボランティア活動は週末だけに限定していました。
私の場合は3ヶ月で終了しましたが、これが1年2年と続いていたら継続できていたかと言われると答えに窮します。恐らく出来てなかったのではないかと思うからです。だからこそ、もっと自身の利益の部分をしっかり設計するという西野さんの主張は、すごく説得力があると感じています。
今後も地震や水害などの自然災害が発生すると思いますので、その時に瓦礫の山を見て居ても立っても居られない感情になって行動を起こすという方も大勢いると思いますが。この行動自体は否定されるべきものでは決してなく素晴らしいことだと思っています。
しかし何も考えずに動き出してしまうと、途中で身動きが取れなくなってしまい逆に迷惑をかけてしまうといったこともあり得るので、一旦立ち止まって自身の生活をどう確保するかを考えた方が良いと、今の私であればお伝えします。
私自身活動を終えてからずっと後のことですが、ボランティア活動がきっかけである組織のホームページのリニューアルの仕事をお手伝いさせていただいたので、結果としてしっかり利益をいただくことにも繋がりました。
行動に勝る手段はない
ボランティア活動のことを長々と書いてしまいましたが、西野さん自身もこういてボランティア活動時の立ち向かうべき敵のことを伝えられるのは、実際に行動されたからです。また、私自身も西野さんが言っていることを理解することができる、また自分の経験として伝えることができるのは、全て行動し経験したからです。
行動した成果がどうのこうのをお伝えしたいのではありません。人から聞いてそうなんだと思うだけでなく、自分の言葉で心で話すには実際に経験する必要がある。人から聞いたことと、実際に自分で経験したことを基にした話では、伝わり方は明らかに違うものになるのは、言うまでもないと思います。
だからこそ、何でも興味をもったなら行動した方が良い思っています。例え自分が想像していた結果と違い失敗したと感じるようなことになっても、その失敗がきっかけで成功へ歩み始めることも出来ますし、経験がこれから同じように行動しようとしている人の貴重なヒントになって役に立つことだってあるでしょう。
やみくもに行動すれば良いわけではありませんが、やはり少しでも興味、関心があれば思い切って一歩を踏み出すということは大事にしていきたいことですよね。
まとめ
このブログを書いていて、改めて意見を言うだけで行動しない人やチームではなく、行動を大事にする人でありたいし、そういう社風をこれから作っていきたいと強く思いました。
行動すれば必ず何かしらのフィードバックが得られる。このフィードバックを次に活かしてまた行動する。これが習慣化できれば、数年後とんでもない位置にいることは容易に想像できるのでやらない選択肢はないですよね。
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