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社長日記

私の人生における失敗とは

45歳になった今の私が「自分の人生における本当の失敗は何だったのか?」と振り返ってみたとき、「昔からリスクを避け”失敗しないように失敗しないように”と生きてきたこと自体が失敗だった」ということがまず頭に浮かびます。

私の人生の中でもっとも辛い経験、また挫折と言われる類の経験といえば、大学3年の秋から1年間務めた体育会硬式野球部主将時代の経験です。

リーダーとしての意志も、選手としての技術も、人間力もなかった私は、一時チームをまとめることが全くできず暗闇の中をさまよっている感覚でした。周りからは違う見え方をしていたようですが、自分の中ではドン底まで落ち、近くにメンバーはいても一人遠いところからチームを見ているような感覚の毎日でした。

この主将時代の経験は、その後社会人になってからずっと人生の大きな失敗経験として脳に深く刻み込まれていました。具体的には22歳で大学を卒業してから20年くらいずっと失敗だと思い込んでいました。つまりつい最近までです。かなり長いですね(笑)

「刻み込まれていた」と過去形で書いたのは、今は全く違う捉え方が脳に刻まれているからです。つまり主将時代の経験に関しては脳の認識が完全に変わったということです。自分で勝手に失敗だと思い込んでいただけで、実は人間力が大きく磨かれたキッカケだったと今ははっきり認識しています。

実はもう一つ、捉え方が変化してきたことがあります。2、3年前までは、絶対に大学野球部の主将時代には戻りたくないと思っていましたが、最近ではもう一度あの時に戻って主将を務めてみてもいいかなと思えるようになりました。

たとえ選手としての技術がなくても自分の考え、そして内に秘めているハートを伝え、今ならもっとチームをまとめることができると思えるようになったから、また当時をありのままに受け入れられるようになったからだと考えています。

このように当時の経験に対する捉え方や、その後の自分自身の気持ちの変化をみても、やはり主将時代の経験は決して失敗などではないと断言できます。

社会人になってから様々な人との出会いや本やセミナーからの学びなど、多くのものを吸収したことも要因としてもちろんあります。しかし、やはり主将時代の経験があったからこそ、今は失敗の可能性があるものや、ストレスがかかる状況を受け入れる思考を手に入れましたし、リスクが昔ほどリスクに見えなくなってきました。

この点に関しては、まだまだ発展途上でそうした状況をウェルカムで受け入れるレベルには達していません。これからもっと前のめりになれるよう挑戦していきたいと考えています。

自分の人生における本当の失敗は何だったのか?

ここで冒頭の言葉にもどるのですが「自分の人生における本当の失敗は何だったのか?」を最近考えるようになりました。

先述したように主将時代の経験は失敗だったと長い間ずっと思い込み、もう失敗はしたくないと社会人になってからは、良く言えば人の話を聞く、悪く言えば八方美人のようになり自分の意思を伝えられない人間になっていきました。

一緒に働いていた仲間からはそのように見られてなかったかもしれないですが、自分に蓋をしているような状態で生きていました。当時はそれが自分自身だと思っていましたが、今振り返るとどこか自分を押さえつけて生きてきたんだと気づきます。

結果としてトラブルを起こすこともなく大きな失敗もしなかったですが、反対に大きな成功体験も手に入れることはもちろんありませんでした。

こんな人生を歩んできて、最近たまに、ふと思うのです。

仮に失敗せず何かを成し遂げたとして、それで心が喜ぶのだろうか?もし仮に成し遂げたとすれば、それはそれで凄いことだとは思うのですが、本やセミナーなど様々な媒体を介して一流の人の言葉を触れる限り、みな失敗をし、失敗を通して成長しています(そもそも失敗と捉えていない人が多いとも感じていますが)。

つまり私のような凡人は、成長していくためには失敗は避けて通れません。つまり成長するには心地よい状態から自ら脱却し、ストレスを受け入れともに生きていく覚悟が必要だということを意味しています。

失敗が強く脳に刻まれたことにより、失敗を避けよう避けようとしていた時期があったのですが、これが今となっては最大の失敗だったのではないか?との考えにようやく辿り着きました。

私は会社経営をする上で「感動を追い求めるチームを作る」という目標があります。お客さまから「あなたの会社に感動した!」ともちろん言われたいものですが、(行動に対する)結果は自分たちでコントロールできません。

大事なのは自分たちがコントロールできることにフォーカスすることだと思っていて、例えば「1年前には到底できなかった行動が、今は当たり前にできるようになって成長した」などが、感動を追い求めるためにフォーカスすべきことの一つの例だと思っています。そしてこの成長過程では必ず失敗はつきまとってくると思っています。

このように考えていると、失敗はかえってストーリーに彩りを与えてくれるものとすら思えてきます。大きく成長するのは「失敗したとき、苦しいとき、ストレスがかかるとき」ということは、実は今までもさまざまな経験から何となく心のどこかには感じていたことです。ただ、直視せず無意識のうちに隅に隠していたのだと思います。

「だったら隠さず堂々と受け取って、成長のためにともに歩んでいけばいいじゃん」と今では思っていますが、この記事を読んでくれているあなたは「失敗」に対してどのような捉え方をしているでしょうか?これから先、色んな方と失敗について意見を交わしてみたいものです。

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