デザイン制作を依頼するときに見落としがちな点

Web業界だけに限った話ではないと思いますが、ロゴや名刺、チラシやホームページのデザインを依頼する際、「納得できるデザインができるだろうか？」「デザインは何案くらい提案してもらえるだろうか？」と思ったことがある方もいるのではないでしょうか？多くはないですが、過去にはホームページのデザインについてクライアントから確認されたこともありますし、つい先日も同じような場面に出くわしました。

ヒアリングを丁寧に行いながら方向性を確認し1案で進める会社もあれば、2、3案、会社によっては5案など複数のデザインを提案する会社もあり、考え方・実際のサービスは各社様々です。ちなみに当社はホームページのデザインは基本的に1案で進めています。

恐らく費用に関しては全ての方が確認すると思いますが、デザイン案の数について確認する方は肌感覚ではありますが、あまり多くはないのではと思います。実際に作業が始まって複数案出してくれると思っていたのに、1案しか出してくれないといった認識違いがでないよう、今日はデザイン案の数を中心にデザインを依頼する際のポイントを上げてみたいと思います。

費用を確認する際に何案出してもらえるかを確認する

先程も述べましたが、費用については必ず確認すると思います。その際に依頼した会社から何案という提示がない場合は、逆に提示された金額で何案出してもらえるかをはっきりと確認することが大事だと思います。 この確認をするだけで思っていたことと違うといった認識のズレを未然に防ぐことができるからです。

1案という会社でも追加で案を依頼することは可能かどうか確認する

お客さまとしては当然ながら失敗したくないという心理が働くと思います。できれば複数の中から選びたいという思いがあるのではないでしょうか。もし1案で進める会社の場合でも、実際に依頼するかしないかは別にして、複数案を依頼することは可能かということを事前に聞いておくと良いと思います。その際は通常別途費用がかかるので、費用の確認もお忘れなく。

修正はどのくらい対応してもらえるのか？

修正に関しても各社様々です。はっきりと修正◯回までと決めている会社もあれば、特に決めずに臨機応変に対応する会社もあります。そのため修正に関しても回数などを確認しておくことをオススメします。せっかく複数案を提示してくれる会社に依頼したのに修正に関しては全く対応してくれず、納得したものができないということであれば本末転倒です。

当社は回数などの制限をはっきりと設けず、できる限りクライアントが納得していただけるように対応しております。

まとめ

基本的には依頼する前に確認するだけで済むことではありますが、気をつける点としては費用を比較する中で、他社より断然に安いのに複数案を提示してくれる会社は少し注意が必要かもしれません。

デザインはクライアントの抽象的なイメージを形にしていく工程であり、単に綺麗だから、カッコいいからという理由で制作を進めるわけではありません。クライアントのお客さまの層が違えば、クライアントのサービス自体も違う。クライアントがお客さんにどのようなイメージを持ってもらいたいかという思いも違いますし、クライアントの雰囲気なども違ってくるので、当たり前のことですが一つとして同じ会社はなく必然的にデザインも違うものとなってきます。そのため丁寧にヒアリングし深く思考を巡らせる必要があり、結果として一つひとつのデザインには意味が付け加えられていきます。

費用が安いのに簡単に何案も出すということは、深く思考することなくデザインしている可能性があり、この点が注意が必要と考える理由です。今日のブログが少しでも参考になり、依頼した制作会社さんとともに納得して良いデザインを作り上げられたら嬉しい限りです。

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